施設警備員として初めての夜間巡回

施設警備員の夜間巡回というお仕事でのお話です。
夜間巡回もしくは細密巡回と呼ばせていただきますが、初めは苦労した覚えがあります。

スポンサーリンク

 

運動不足に巡回はハード

初めの警備会社に入った頃は、余り体を動かすことが無い状態で入社したので巡回だけに限らずいろんな業務を行うごとに体のあちこちが悲鳴を上げており、暫くは体のいたる所が軽い筋肉痛になっていました。
しかし、それも一か月もしないうちに体が慣れていった気がします。

 

そんな中、一番肉体的に苦労したのはやはり夜間巡回(細密巡回)でした。
施設の広さや巡回の回数など現場によって様々ですが、私の所は細密巡回は閉店後に1回のみ、3時間位の時間をかけて実施します。

3時間といっても時間全て使って巡回するのではなく、2時間半くらいで終わるように回れと教育されました。

というのも3時間以上かかると、夜間用の施設内の機械警備をセットをする時間が遅くなり防犯面に影響が出るのとメンバーが仮眠を取る時間が無くなってしまうからでした。

仮眠時間が少なくなるのはともかく、機械警備が時間通りにセット出来なくなるのは、人気の無くなった夜の施設内に不審者が侵入しても気付けないのでとても危険です。

なので閉店後は速やかに機械警備をかける必要があり、細密巡回が終わったエリアを順番に機械警備をセットしていきます。

要するに巡回が遅くなると機械警備も遅くなる、という事です。

 

巡回も時間配分が必要

また3時間ある時間をフルに使わないのは理由があります。

それは、巡回中に不測の事態が発生した時に対応できるようにする為です。

 

詳しい不測の事態はまた別の機会にお話ししますが、時間ギリギリでの巡回時間では何かあった時に何もできなく都合が悪いためです。

 

付いていくのがやっと

さて、その3時間の巡回時間でも新人の警備員にとってはあっという間の3時間でした。初めうちは先輩警備員と一緒に巡回するのですが、覚えることは多いしそんな一度や二度の教育では頭に入りません。

ましてや、先輩警備員の歩くペースについていけない・・・。

こちらは頭に入れながら歩いていますが先輩警備員はペースは合わせてくれつつもそれでも早い。しかも運動不足がたたって最後はギブアップしてしまいました。

残りの巡回箇所は先輩警備員が見回りに行って、私は施設内のベンチで少し休ませて貰ったのは今でも忘れられません。(情けない・・)

 

真夏であったのもあり、エアコンの効いていない建物内を運動不足の人間が2時間以上メモを取りながら歩くのは体力に多少自身のあった私でも無理でした。
(季節的に夏場に汗をかくのは当たり前ですが、こういった巡回に関しては冬でも汗をかくこともあるので参考までに・・。)

 

まあ、警備員として巡回というものを経験されたことが無い方にとっては体力に自信があっても大変なものでは無いでしょうか。

環境や体の動かし方などが普段と違うので慣れるまでに多少時間がかかると思います。

ただ、これも初めのうちの事なので体が慣れる1か月くらいまでは諦めずに頑張って欲しいと思います。

 

「施設警備の1日」の記事一覧へ行く

スポンサーリンク