施設警備の巡回というしごとについて

施設警備の仕事に巡回という仕事があります。
巡回と一言で言っても◯◯巡回と様々な呼ばれ方の巡回が会社ごとにあると思います。ここでは大きく3つの巡回についてお話します。この3つの巡回の内容を覚えておけば他所の警備会社でも◯◯巡回の名称が違っても意味は通用するのではないかと思います。

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いろんな種類の巡回がある

・店内巡回 (主に営業中のお店の中を回る巡回)
・細密巡回 (主に閉店後に戸締まりや火気点検などの巡回)
・外周巡回 (主に建物外の戸締まりや不審車両などを見る巡回)

 

これらの巡回は見る場所も時間帯も携帯する装備も違います。
その現場に所属するその日の警備員が全員同じ巡回業務をするかは
現場ごとで違いますが、恐らくどこの現場でもその日の担当ごとでやる巡回とやらない巡回に分かれていると思います。

私のところでは店内巡回は1日のうち全員に必ずありました。ですが、細密巡回と外周巡回は夜中に行うことが多いので、日勤シフトもある現場では日勤者はできないですよね。

なのでその巡回は必然的に当務者がやります。

 

責任重大な巡回もある

この様に巡回はその現場や勤務スタイルによって呼び方も違えば担当も様々です。どの巡回も一歩間違うと自分が怪我をしたり、クライアントと警備会社間で損害賠償問題にもなり得る業務です。

そのあたりの注意点は、現場で先輩警備員が詳しく説明してくれると思うのでよく聞いておいて下さい。

特に細密巡回と呼ばれる火気点検などは警備員が見逃して万が一火事にでもなると、火の始末をしなかったお店の責任ではなく間違いなく火気点検で後始末を見逃した警備員・警備会社の責任になります。

火気だけでなく戸締まりの不備で侵入者が・・なんて場合も同様です。

 

逆に、防犯・防災などを未然に防げたときなどにクライアントから褒められた時は警備会社だけでなくあなたの評価もあがります、こんな時は、「手を抜かずにまじめにやってよかった」という達成感はもちろんの事、仕事に対する自信にも繋がりますよね。

 

巡回は毎日の繰り返し

毎日、見る場所も箇所も基本的には同じです。しかも異状がない事がほぼ毎日続くでしょう。(毎日異状があるなんてその方が異常ですからね)。

人間、そんなに変化がないと手を抜くことをしてしまうんですよね。

そういった手を抜いた日に限って悪いことは起こるものです。
なのでここは辛抱して変化がなくても、同じことの繰り返しでも我慢しましょう。

むしろ変化を探すつもりで巡回すると長くやれるかもしれません。毎日同じことをしていると意外と変化に気づくものですよ。

 

巡回中でのアクシデント

また、これらの巡回には緊急対応というものが突発的に入ってきます。

いわゆる異常事態発生というものです。犯罪や災害などが発生した時に警備員が一番活躍するときです。

日頃から異常時の対応について訓練する事が必要でしょう。異常がないのが一番良いことですが、犯罪や災害などはいつくるかわかりません。

いざという時に何をしたら良いか分からず慌てているようでは警備員失格です。

巡回の時でも緊急時でもそうですが、警備員は店内にいる時は背筋をピンと伸ばして落ちついた姿勢でいるようにしましょう。

それだけで意外と頼れる警備員に見えます。

警備員は見た目も非常に重要ですよ。

 

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