警備業界の平均年齢はかなり高めですよね。実際この現場の平均年齢は59歳くらいです。職場の平均年齢が約60歳ってかなり高齢ですよね。そんな警備業界での若い警備員っていったい何歳くらいの事を指しているのでしょうか・・。
警備業界は高齢者が多い
施設警備員に交通警備員、どこの警備会社を見ても
「私の警備会社は20歳代の隊員しかいません」
という警備会社は無いでしょう。
ウチの様に、現場の半数は年金受給者がいる様な警備会社はごろごろあると思います。
仕事が誰でも簡単にできるという面と、給与が低く若者が寄りにくくて採用されやすい・・という業界です。
最近まではオリンピック需要で重宝されていましたが
「若者が殺到する」ほどの盛況ぶりでも無かったような・・。
今ではオリンピック需要も終わり、警備業界も需要が少なくなってきているのでしょうか。
警備業界の中に居て、オリンピック需要の影響のあまりない現場にいたのでそこまでの動きが良く分かりません。
現場も半数が年金受給者で構成され、人員の異動もそれほどないので若干浦島太郎状態です。
警備業界はお年寄りが多い、という実感だけは間違いなく感じるこの現場で若者が寄り付かないこの現場で「若者って何歳の事指しているの」という疑問が浮かびました。
警備員は18歳以上であれば出来ます。
それ以外に色々な制約がありますが、とりあえず若い人でも就く事の出来る仕事です。
にもかかわらず、18歳の警備員なんて今まで見た事がありません。
ウチの現場でも一番若くて40歳ですし・・
若い警備員であれば、現場も活気があっていいな、と思うのですが。
そんな自分でさえアラフィフなんですがね。
現場の警備員の若返りは簡単には出来ない
現場の警備員は若い方がいいので、年金受給者はみな入れ替えて下さい・・
何て事は不可能です。
まず法律的に問題があるでしょうし、それにいきなりそんな大勢を交代しても現場が回りません。
配属して現場の研修をして、それから1人前になるのに1か月はかかります。
現場の半数も人員を替えたら業務が回せないのは明らかです。
現実的に考えて、時間を掛けて一人一人研修するなら可能かもしれません。
しかし、それでも1番の問題が・・
若い世代の人はそんなに警備業界に流れて来ていない
です。警備会社に来る応募者は大半が会社を退職して、第2の仕事場を求めてくる方が殆どです。
20歳代の若い人は、せいぜいアルバイトでやるような警備会社の物件だけなのではないでしょうか。
現役の警備員としての実感ですが、長期で施設警備の現場の募集に来る若い人はまずいないと思います。
最近はコロナ問題で、働く場所が減り警備業界に流れてくる人もいるかもしれませんが、この現場にまでは来ていませんね・・
需要はあるが供給が減るばかり
警備業界はまだまだ人手不足だと思います。
少なくとも私のいる現場ではそうです。
年金受給者が半数はいますが、誰一人脱落者もいません。
それほどきつい現場でも無いですが、仕事を覚えるまでは大変です。
しかしそんなのはどこの現場でも同じですよね。
交通警備にしても施設警備も働く場所はあるのですが、面接に来るのは年配者が圧倒的に多いそうです。
施設警備の現場も、いつかはAI化が進んでロボットが巡回するようになるのでしょうか。
そうなるとそのロボットを管理する警備員が必要になるのかな。
それだとロボットを管理できない老人警備員は仕事にならない事になるのかな。
雇う人も減って、若い警備員がドローンやロボットを管理するような時代が来るのかな・・。