施設警備員の現場は、忙しい所からヒマな所までかなり大きな違いのある職業です。今の配属先はヒマな現場で土日や長期連休になると、平日以上にヒマになるのです。多くが出入管理業務になるのですが、来訪者が来ないとなると、警備員はただ座っているだけで何もする事が無いのです。
平日も土日もヒマな現場
今勤務している現場はいわゆるヒマな現場です。
先週、世間は3連休だったのですがその3日間とも施設警備員としては非常にヒマな日を送れました。
今回はシフト的に3連休のうち2日は仕事に入っていたのですが、仕事とはいえのんびりさせていただきました。
施設警備員は現場に配属された時、その施設によって仕事量にものすごい大きな差が出ます。
出入管理や巡回など、言葉としては同じ仕事をしているのですが、施設によって警備業務の仕事量が大きく異なり、1日10人も受付に来ない現場があれば、1,000人近く来る現場もあります。
これだけでものすごい差ですよね。
これが全ての業務に関係してくるのです。
今はヒマな現場で1日10人の来訪者があるか無いか、という仕事量で今回の3連休で来訪者ゼロ、という日がありました。
受付にいるのに何もしなかったという事です。
これで給料を貰っていいの?
施設警備員は依頼のあった施設と契約を結んで仕事をしています。
受付や巡回などの仕事を依頼されるのですが、今勤務している様なヒマな現場では、少ない来訪者であっても仕事は仕事です。
過去にものすごく忙しい現場で働いた経験がある身としては、今の来訪者が無い日がある様な現場でも、同じ位の給料が貰えるなんて夢のようです。
「これで給料貰って良いの?」
と思ってしまいます。
今の現場では施設警備の仕事が初めて、という警備員さんもおり忙しい施設警備の現場、というものを知りません。
そんな人にとっては、このヒマな現場が施設警備のあたりまえ、になっているのかもしれませんね。
この印象の良くない点は、彼の様な人が忙しい現場の配属になった時、そんな現場では長続きしないという事です。
ラクな思いしかしていないので、いざキツイ現場へ行くと
「こんなの施設警備の仕事ではない」
という勘違いな発言をしかねません。
このような施設警備の仕事はラクなもの、という勘違いをして欲しくは無いのです。
施設警備には当たり外れがある
施設警備の現場で忙しい所と落な所を経験してきて、当たり外れの差が大きい職場がある、と思い知らされました。
交通誘導警備業務の現場にも似た様な現象があるのかどうかは分かりませんが、少なくとも施設警備の現場には大きな当たりハズレがあります。
この当たりハズレ、というのは「仕事のどんな所が当たりで、どこがハズレなのか」というのは人によって受け取り方が異なると思います。
今回お話した施設警備の当たり外れは、出入管理の来訪者の多い少ないに関しての当たり外れになるかと思います。
これ以外にも業務に関した事や人間関係など、様々な事柄に対して当たりハズレがあると受け取れるでしょう。
そんな、施設警備の当たり外れですが、自分が今どんな職場にいてどれだけ不幸なのか、どれだけ恵まれているのか、という事を正確に理解しておく事も重要だと思います。
たとえば自分がラクな現場で恵まれている、という事を理解せずにいい加減な仕事をしていると、警備会社からポンコツ警備員認定されて、他の現場の警備員さんとトレードさせられてしまう可能性も十分あり得るからです。
会社側はそこがラクな現場、という事は当然理解しています。
そんなラクな現場で働いている警備員は恵まれている、と思っている中、いい加減な仕事をしてクライアントに迷惑を掛けているなんて話を聞いたら、他所で大変な思いをしている真面目な警備員と替えてやろう、と思われるかもしれません。
特に忙しい現場経験のない警備員程、自分が恵まれている環境で働いていると分かっていない人が多いです。
そんな人に限って、不真面目な人が多い様に感じます。
今の現場でもそんな危うい人も実は居るのです。
もし、自分が配属している現場が「当たり現場」であると思うのなら、決して「不真面目なので必要のない人間」と思われないよう気を引き締めた方が良いと思います。