氷点下まで下がる冬の寒い日に立体駐車場の消火ポンプが破裂するとヤバい

先日寒波の過ぎた下番時に、帰宅途中の住宅の何軒かの水道管が破裂しているのを見かけました。勢いよく出る水を見て商業施設で勤務していた時に、立体駐車場の消火設備の水管が破裂したのを思い出しました。初めて見た時は泡消火剤も出ていたのでとても驚いた記憶があります。

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帰宅途中に何軒も水道管が破裂していた

先日、全国的な寒波の襲来で多くの地域で雪が降るほど寒い日があった日、運悪く仕事でした。

あいにく、ここはヒマな現場なので当日も特にする事も無くいつも通りな1日を過ごしました。

 

そして、翌日の朝すっかり雪も溶けて無くなった路面を、何事も無く車を走らせていたのですが、その道中で何軒ものお宅の水道管が破裂している様子を見かけました。

始めは「あれ、なんで壁から水が勢いよく出てるの?」

と不思議に思いましたが、すぐに

 

「あ、水道管が凍結して破裂したのか」

 

と気づきました。

そしてその道中、数軒は同じ様な光景を見かけたのです。

お家の方は気づいて居るのかどうかわかりませんが、勢いよく出ている水の量は相当です。

しかも、いつ破裂したのか、どのくらい無駄な水が流れ出てしまっているのか、そればかりが気になりました。

 

そんな光景を見ていたらふと、以前商業施設で勤務していた当時も同じような光景を見た事を思い出しました。

立体駐車場でも消火設備の水管が破裂した

商業施設で勤務していた当時、冬の寒い日は夜中から朝方に掛けて立体駐車場を気に掛けていました。

 

立体駐車場には火災時に作動する消火設備が備え付けられていました

これは駐車場の天井部分から消火剤を撒く為の設備なのですが、とても寒い日になるとこの水管が凍結してしまうのです。

 

水管が凍結し、管が破裂すると朝方にとても大変な事になるのです。

ただの水だけならまだ良いのですが、泡消火剤が含まれているので、駐車場内が泡だらけになります。

我々警備員では管の凍結を未然に防ぐ事は出来ないので、早朝に立体駐車場の各フロアで管が破裂していないか見て回るのです。

 

他所の現場では分かりませんが、この現場では毎年1回は凍結のため管が破裂していました。

当時警備員として思っていたのですが、毎年破裂するのが分かっているのなら何か対策すればよいのにと。

前年も破裂したのに何の対策も取らず翌年も破裂

立体駐車場の凍結は冬の特に寒い時期に発生していました。

私の住んでいる地域は、毎年そこまで雪は降りません。

雪が降らないので「積もる」のも年に1~2回程度です。

積もったとしても数センチ程度なので、交通は大混乱ですが年に数回なのですぐに収まってしまいます。

 

しかし、そんな年に数回であっても氷点下まで下がるので、水道管などが破裂する恐れがあります。

そして勤務先の立体駐車場は、毎年水管が破裂していたのです。

 

年に数回は危険な日がある、と分かっているのならその日の為の対策を取ればよいのに、毎年水管が破裂して大騒ぎしていたのです。

たかが年に数回の事なので、対策するのにかける経費が勿体ないというのでしょうか。

むしろそれよりも破裂した管の修繕費の方が高くつくと思いませんかね。

泡消火剤も無駄になっているわけですし。

 

最後は私がその現場を離れてしまったので、その後対策したかどうかは分かりません。

この様に、1年にあるかないかという事案の為に経費を掛けるか掛けないかは、クライアント次第です。

警備員は提案こそはすれ、それ以上は何も出来ません。

しかし、その為に警備員が苦労して動き回っているのは間違いないのです。

 

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