警備員が詰めている防災センター。この中にテレビが置いてある現場もある事でしょう。その中には、テレビが置いてあって24時間電源が付きっぱなしの所もあれば、逆にある条件下でしかしけない所もあります。今の現場はある条件下でしかつけていません。
防災センターにテレビがある理由
防災センター内にテレビがある理由は警備員の方なら当然の様に知っている事と思います。
施設警備員でない方であったとしても、「防災センターにテレビ」とくれば何となくお分かりかと思いますが。
防災センター内にテレビがある理由は、ズバリ
災害発生時に情報を得る為です。
一昔前ではラジオ、という選択肢もありました。
実際、前の現場ではテレビよりもむしろラジオが置いてあり、それを緊急時の情報源として使っていました。
まあ、それでも日常は高齢警備員の暇つぶし利用に野球中継にチューニングが合わされていましたが・・・。
そんな警備室でも休憩室にはテレビが置いてあり、設置理由は娯楽利用でしたが、地震速報時にはテレビを付けて情報収集していました。
毎日テレビの電源が入っている
警備室や防災センター内にテレビが置いてある現場も、電源が毎日入っている所と非常時以外は付いていない所がありました。
丁度私はその両方の現場を経験する事が出来たので、比較する事が出来ました。
電源が毎日入っている所は、チャンネルは固定されNHKになっていました。
昼間はボリュームもほぼ聞こえない程度になっていましたが、夜中の時間だけは警備員しかいないので、チャンネルやボリュームはその日の警備員の人それぞれ違いました。
真夜中になると放送を終了している所もありましたので、切ってしまう事も多く夜中の夜勤時に夜通しテレビを見た記憶はありません。
夜勤は大抵〇〇や△△など、する事のない時間をつぶすためにしていたので、特にテレビを見たい、という衝動もありませんでした。
高齢の警備員になる程、テレビが無いと生きていけないのか、と思うほどテレビに固執していたので、もしかしたら彼らは夜中でもテレビを見ていたのかもしれません。
日中にテレビが付いていない現場では、夜間の警備員しかいない時間になると、電源を入れてテレビ派の警備員は視聴していましたね。
この様に、テレビは昼間と夜中で違う使い方をしていた気がします。
地震や豪雨情報などの貴重な情報源
もっとも防災センター内にテレビがあり理由は
災害時の貴重な情報源であるために置いてあるのです。
建物自体の電源が落ちても、防災センター内は予備の電源が入る仕組みになっている所も多いと思います。
一昔前は、停電するのでラジオが一番・・という様な状況でしたが、今では予備電源を置く事でテレビでも災害状況を確認する事が出来るようになりました。
最近では豪雨などでその地域が水没するという情報や土砂災害情報など、少しでも早く情報を入手する必要もあり、テレビやラジオなどは防災センター内には貴重な設備の一つです。
しかし近年スマートフォンが普及し、テレビよりもSNSで情報を集めた方が正確性やスピードも速くなっています。
今後、防災センター内の情報収集設備が、テレビやラジオでなく、スマホの様なタブレットが常備される日がやってきたりして・・。