ここの現場には古株の年配警備員がいます。10数年以上この現場で警備員をやっていますが、資格を持っておらず更にこのゆる過ぎる現場でしか警備の経験がないのでとても施設警備員とは呼べず、どちらかというとプライドの高い用務員のおっちゃんです。そんなベテラン?年配警備員ですが数あるミスをする中巡回でもやってくれました。
細密巡回で部屋の窓の戸締りを見逃す
先日の相勤者が細密巡回から戻って来た時に
「〇〇の部屋の窓が全開でしたよ・・」
という報告を受けました。
そうです、前日の警備員が細密巡回をした時に窓が開いているのを見落としたのです。
最後に巡回したのは・・
例の年配警備員でした。
ここの現場では一番の古株の年配警備員です。
普通、古株の年配警備員と聞くと結構やりてで何でも知っていて見本になるような警備員を連想しますが、ここの現場の古株の年配警備員は違います。
とても施設警備員とは思えない知識しかなく、ゆるい規則の現場でしか経験がないのでただ長い間勤務しているだけの警備員の制服を着た用務員のおっちゃんです。
そこへきて変なプライドだけは高いので周りも扱いに非常に困っています。
間違いやミスを指摘しても逆上して拗ねるので、今では私を含めて誰も彼のミスを指摘していません。
その彼が巡回時に窓の締め忘れをしたのですが、これは誰でもすぐに気づけるようなミスです。
その新人がするようなミスをしてしまう時点で、警備員としての資質がわかりますね。
長く勤務してもダメな人はダメなまま
私が以前いた商業施設では年配の警備員は何人もいました。
その中でも一番古株の70歳近い隊員さんはしっかりしていました。
ここの現場よりはるかに激務な現場で、若い隊員と同じように仕事をこなしていたのを見るとここの現場の年配警備員たちは軟弱だな・・と感じます。
激務な現場に長く居られるという事は、それだけ根性があり経験も相当積む事が出来ます。
それにひきかえ、ウチの古株は
ここが楽だから長く居られた・・というだけの理由で要るので知識もなければ経験もありません。
実年齢で比較すると商業施設にいる年配警備員さんの方が年は上なはずですので本当にすごいと思います。
やはりだめな人は、どれだけ時間があっても向上することは無くずっとダメなんだなと思いますね。
年をとって資格も持っていないと悲惨
そして極めつけは10年以上も居て警備員の資格を何一つ持っていないという事です。
警備業者に割り当てられる警備検定の人数は警備会社によって違います。
年間1人か2人しか枠がないような会社では、中々受講する機会がないかもしれません。
しかし10年も在職していれば受けるチャンスは与えられると思いますよね。
それを生かせるかは個人の努力になってしまいますが、現実彼は資格を持っていません。
その為、資格を持っている隊員に引け目を感じているようで配属されてくる新人隊員に必ず
「警備の資格は何かお持ちですか?」
と毎回聞いている所を見かけます。
そんなこと聞くのは彼だけです、他の人は普通他人が資格を持っているのかなんて気にしません。
要するに資格を持っていない仲間が欲しいんでしょうね。
持っていない同士で安心でもしたいのでしょうか。
若かろうが年をとっていようが、資格を持っているかいないかという事は確かに大きなアドバンテージになると思います。
資格を持っていない施設警備員と資格を持っている施設警備員とでは、知らない人が聞いただけでも何となく差がある事が分かるのは確かです。
警備会社に所属していてもしそのチャンスがあるのなら、失敗しないようぜひ自分のものにして欲しいですね。