警備員の制服の話です。警備会社によって征服の格好いい所と悪い所があります。が、今回は格好の良さの問題ではなくて、制服についている備品類について気になったところがあったのでお話しします。
制服についているモール
警備員の制服には必ずついているであろうモール。
警察官などはともかく、警備員には色々なカラーのモールが警備会社の数だけあります。
モールの色で階級を分けていたりする事が多く、隊長や副隊長と一般の隊員で分かれていたりします。
このモールですが、本来は警笛が先端についている場合が多く、うちの警備会社も警笛がついていて、その警笛部分はポケットに入れています。
更に警笛も警備会社によって違いがあり、今の警備会社はプラスティック製ですが、以前の警備会社は金物で出来ていた気がします。
この警笛ですが、前の警備会社でも今の警備会社も業務中に使用した事は一度もなく、警備員として入社した当初、先輩警備員から
「仕事中に警笛は使用するな」
と釘を刺された気がします。
交通警備員さんの事情はよく分かりませんが、施設警備員で警笛を鳴らす場面はあまりなく、また使用する機会があったとしても、警備員が笛を吹く行為はあまりよろしくないような気がします。
相手を制止させる為に使われそうですが、なんとなく「偉そう」な感じがしますよね。
会社から使用を禁止された事はありませんが、私の現場では隊員さんたちには警笛を使う事をしないよう話しています。
ベルト部分に身に着ける帯革
最近一番気になぅっている備品が、この帯革です。
制服のベルト周りに身に着けるこの帯革ですが、警備会社によっては季節によって身に着けない場合もあります。
以前いた警備会社では、夏服の時は帯革を身に就けていましたが、冬服の時は身に着けませんでした。
しかし、今の警備会社では夏服の時でも冬服の時でも帯革を身に着ける事になっています。
制服の構造上身につけなければならないのですが、非常に煩わしいのです。
ここの現場は主に座哨勤務が多く、帯革を装着した状態では着座した時にお腹周りに帯革がせりあがり、お腹を圧迫します。
特に食事を取った後などは、帯革の穴を一つ動かさないといけないくらい苦しくなるのです。
夏服の時は帯革がベルト部分についており、腰部分にある帯革はお腹周りになく気にならないのですが、冬服の場合はもろにお腹周りに来る構造になっているので、苦しくなってしまうのです。
他の隊員さんも同じ気持ちだと思うのですが、皆我慢しているのが良く分かります。
ここの隊員さんたちは、お腹周りが大きな人も多いので・・。
今よりも痩せる事が出来れば、帯革の苦しさからは多少解放されるかもしれません。
制服のあちこちに付いているボタン
警備員の制服で共通している備品の中に「ボタン」があります。
どこの警備会社でも、冬に着る制服には色々な所に大小のボタンがついている事でしょう。
ボタンの色や、材質大きさなど警備会社ごとで違いますが、とにかくたくさんついています。
そして、そのボタンがよく外れてしまうため、警備員さんの中には警備員になってから裁縫がうまくなった人もいるのではないでしょうか。
かく言う私も、警備員になってから「ボタンをつける」という作業を何十年ぶりかにやる羽目になり、小学校以来のボタン付けに苦労しています。
最近も、今は冬服を着用している時期のためボタンがたくさんついている制服を着ています。
そして、その制服のボタンが業務をするたびにどこか外れて、その度に縫い付けをするのです。
警備室の中には裁縫セットが用意してあり、いつでも誰もがボタンを縫う事が出来るようにしています。
私も先日、ボタン付けをしました。
毎年1回はボタンを縫い付けている様な気がします。
ボタンをつける行為は、それこそ小学校以来の事なので裁縫レベルは小学生程度で止まっています。
意外とボタンをつける作業が、警備業務の中で一番難易度が高いかもしれませんね。
もうじき春が来てそのあとすぐに衣替えがあります。
そうなれば冬服のボタン付け作業から解放されるので、非常に待ち遠しいですね。