施設警備の現場で仮眠室がある所は、布団も用意されていると思います。私が今まで経験してきた仮眠室の布団は、あまり良い環境とは言えませんでした。シーツを替えるのはまあ良しとして、敷布団や掛布団は交換頻度が半年に1回や、現場によっては交換無しでずっと同じものを使用していました。
仮眠室の布団の扱い
これは現場によって扱いが変わるので、一つの例として紹介します。
通常、仮眠室の布団は専用の業者が管理しており、定期的にシーツや布団を交換してくれています。
これもまた契約内容によって交換頻度も変わるので、警備会社や業者との契約でどこもバラバラだと思います。
私が勤務していた多くの現場では、布団を管理している業者が入っていましたが
シーツだけ定期的に交換する契約と、シーツと布団を定期的に交換してくれる業者をみてきました。
これは警備会社がどれだけケチなのかにもよりますが、シーツも布団も定期的に交換してくれる契約をしている警備会社は現場の事をちゃんと考えてくれている良い所だと言えるでしょう。
しかし、ある現場ではシーツは交換してくれるが、布団までは交換してくれない所もあるのです。
シーツは替えるが布団は替えない
そもそもシーツしか交換してくれない、という現場は布団を管理している会社が悪いわけではありません。
シーツのみの交換で、という契約を結んだ警備会社に問題があるのです。
経費を少しでも安く抑えようとして、布団を交換するオプション代を削ったのです。
確かに敷布団などは上にシーツがあるので、直接体には触れません。
その為、警備会社側が「布団交換までは必要ないだろう」という事で現場では同じ布団を使い続ける事になったというわけです。
布団を交換しないで、シーツのみ交換の仮眠室の利用をした事のある方ならお分かりかと思いますが、敷布団をずっと交換しないで使用していると、布団の形が人の形に凹んできます。
人の形に凹んだ布団で横になるのは、シーツを交換したばかりの状態でもあまり良い気がしません。
しかも、ずっと同じ布団を同じ部屋で使い続けているので、季節によっては布団が湿気を吸っている時があるのです。
特に梅雨の時期や雨の日が続いた時などは、その布団では寝たくないと思う程です。
同じ思いをしている警備員さんも中にはおり、そういう人は自分で寝袋を持ってきて布団の上に敷いて寝ている人もいました。
ハズレ現場の仮眠布団は最悪である
布団があるのにわざわざ寝袋を敷いて寝る、というのも大変な事ですが、そもそもそういった環境の悪い現場に就いた事自体が運が悪かったとしか言い様がありません。
施設警備の現場にはいろいろなハズレ現場がありますが、仮眠室の布団事情が良くない職場も外れ現場の一つですね。
私が経験してきた施設警備の現場は、業務のみで云えばは当たり現場であったと言えますが、仮眠室の布団だけで云えば外れ現場の方が多かったと言えるかもしれません。
段ボールを敷いただけの状態で寝る現場だったり、敷布団を1回も交換しない現場など、仮眠室環境にはあまり恵まれていません。
現場によっては警備会社が現場の事を考えてくれて仮眠室回りに手厚いケアがなされていたり、現場で勤務する警備員さんが仮眠室を丁寧に利用していたり、と良い環境の仮眠室もある事でしょう。
仮眠室などの良し悪しは、実際その職場で働いてみないと分からない事が多いですが、出来れば現場の事をちゃんと考えてくれている警備会社で働きたいものです。