大勢の警備員と勤務していると、備品の扱いの乱暴な者がいるのに気付きます。消耗品などは会社の経費で共用でする場合が多いのですが、自分個人の物という認識が低い為か、乱暴に扱う事で紛失したり壊してしまうものが少なからずいます。これらを見ていると共用の備品にするのではなく、個人で用意させた方が良いのではとも思ってしまうのです。
備品は会社の経費の場合が多い
警備室にはボールペンやマジックまたはメモ用紙など、多くの文具類などの備品があります。
これらは日常的な警備業務を行う時に必要な物であり、そして大抵の場合は警備会社が経費として手配する事が多いです。
まれに、クライアント側が全て負担してくれる現場もありましたが、多くは警備会社が用意するモノとなっています。
警備室内にある備品は、普通に事務用品として使用する物ばかりで、どこにでもある様なものです。
これらの備品はそこで勤務する警備員さんの誰もが使用する事になっていますが、中にはこれらが会社の経費で用意されているからなのか、扱いが乱暴な者もいるのです。
備品の扱いが乱暴な警備員
どこの警備隊の中にもこの備品の扱いの荒い者は一人は居ました。
共用で使用するボールペンを持ち帰ってしまうものや、文具類を使用した後そのまま出しっぱなしにしたり
備品を乱暴に扱って壊したりと、あらゆる備品の扱い方が酷い有様でした。
他の多くの警備員さんは、みんなで使用する共用の物だと理解して丁寧に扱ってくれるのですが、一人の乱暴な扱い方をする者のせいで、会社へ再度購入をお願いしなくてはならなくなるのです。
物の片付けも、周りの隊員さんに何度も指摘されても直る事はありません。
恐らく普段から身の回りの整理整頓ができない人なのだと思います。
自分で出して使用したものが「自分が使用した」という記憶さえ飛んでいる者もいました。
「え、俺じゃないよ」
という発言をするのです。
周りの人も彼が使用している所をしっかり確認しているので使ったという事実は間違いなく、この様なやり取りを何度か繰り返した事もありました。
自分で使用した事すら忘れているので、紛失や壊ししてしまった事など覚えているハズもありません。
この様な警備員が一人でもいる限り、備品が丁寧に正しく使用される事は無く、このままなら
「備品は全て個人の持ち出しにしよう」
とさえ思ったほどです。
備品は個人で用意した方が良いのか
ボールペンやメモ用紙、ハサミにマジックなどすべて個人の持ち出しにしようと思った事もありました。
毎回紛失したり壊したり出しっぱなしになっていたりと、ごく少数の乱暴な扱いをする者の為に他の警備員さんの迷惑になるくらいなら自分で用意すればいいと思ったのです。
これならばボールペンを壊したりなくしても自分の物なのでまた自分で買うだけなので、他の人の迷惑にはなりません。
別の備品を無くしたとしてもそれは自分で用意したものなので、これもまた購入するのは自分のお金です。
使用した備品を片付けずにそのままでも誰も何も言いません。
紛失する度に壊す度に自分のお金で何度も購入する事になるので、それが嫌ならしっかりと管理し丁寧に扱えば良いだけです。
彼らは備品が自分で購入したものでは無いので「また買ってもらえばいいや」位の感覚でいるのだと思います。
物を大切にする気持ちが希薄なので、この様な行動になっているのではないでしょうか。
それでも結果的に備品は個人で用意する事にはならず、「丁寧に扱う」「物は使用したら片付ける」という事を徹底させる様にしました。
今でも備品の扱いがいい加減な人が警備隊の中にいますが、根気良く指導して行っている状態です。