先日、仮眠をしている時間帯に変な物音で目が覚めました。夜通し起きている隊員さんが、眠気覚ましに仮眠室の横の部屋で一生懸命掃除をしていたようです。遊んでいるわけでも無いので、止めるよう言うわけにもいかず1時間早まりましたが起床する事になりました。警備室が狭く壁も薄いので、仮眠する人にとってはゆっくり体を休める事も出来ません。
夜明けも近い警備室に響く謎の音
先日、仮眠をしてもうじき起きるまで1時間前くらいの時刻で、何やら物音がする事に気がつきました。
眠りの浅い方なので、他の人よりも物音に気がつきやすいのですが、いつもとは聞いたことのない音に反応して間が覚めてしまいました。
仮眠をしている時間帯に起きている隊員さんが何かをしているのに間違いない、と思いあと1時間寝られる所をあきらめて、起きる事にしました。
隣の部屋ではもう一人の隊員さんが仮眠室で寝ていますが、恐らく気づいていないでしょう。
音は私の隣の部屋から聞こえており、もう一人の隊員さんの部屋とは反対側になるからです。
間が覚めてしまいましたが、次の業務までまだ時間があります。
なので、仮眠室でスマホをいじりながら30分以上時間をつぶしました。
もうそろそろかと思い、仮眠室から出て物音を発生させていたであろう夜通し起きていた隊員さんに聞きます。
「1時間くらい前に隣の部屋で掃除か何かしていましたか」
するちょ、その隊員さんは
「はい、掃除をしていました・・もしかして起こしてしまいましたか」
やはり、掃除をしていたようでした。
ブラシを使って床を掃除をしていたようで、ブラシの柄の部分が壁にあたりコツコツ音がしていたというわけです。
その隊員さんもまさか悪気があったわけでもなくまた、あの程度で寝ている私を起こしてしまうとも思っていなかったようでした。
まあ私の眠りが浅いので、小さな音でも反応してしまうのは間違いありません。
しかし、その小さな音でさえ仮眠室に聞こえるほど壁が薄いのも事実なのです。
仮眠室の利用者の気持ちがわかっていない作り
警備室は比較的新しい建物です。
しかし、作りが今一つというかあまり使う人の気持ちを考慮されていない気もします。
出入管理のすぐそばに仮眠室があったり、仮眠室の壁が普通の部屋と比較しても薄い様な作りであったり・・
他にも我々警備員が業務をするにあたって非常に不便な構造をしています。
「これ絶対に設計の段階で警備員の声は反映されていないよね」
というのが使っていてよく分かります。
警備業務をするにあたって、「こうした方が良い」という理想があるのですが、いかにも普通の部屋を作ったに過ぎない作りになっています。
ある意味、汎用性を考えて作られているのかもしれませんが、警備員が普段業務を行うにはとにかく不便ですね。
まあ、クライアント側がお金を出して作って、我々警備員は使わせていただく身なので、あまり偉そうなことは言えませんが・・。
警備員は眠りが浅い方と深い方どっちが良いのか
警備室のつくりはどうしようもないので、あとはいかに警備員側で使いやすいようにするかです。
仮眠している人がいる時は、極力物音を出さないようにするとか、人の行き来の多い警備室内は荷物を置かないようにする、など我々でできる事は意外とあります。
みんなで使う場所なので、お互いが気持ちよく利用できるようにしなければなりません。
私は眠りが浅いので、他の人には気づかなさそうな音でも起きてしまいます。
こればかりは少々我慢するしかありませんかね。
しかし、警備員の様な緊急時にすぐに動けるようにしなければいけない仕事では、眠りが浅い方が重宝されそうな気もします。
以前、一度寝たらなかなか起きてこない警備員が居ましたが、目覚ましが散々鳴っているのにも関わらず全然起きてきませんでした。
こういった人は、緊急時に起こそうにもなかなか起きず、たとえ起きたとしても暫く「ボケーっ」としていて使い物になりそうにありません。
その点私は、目覚ましが鳴ったら5秒以内に止められる自信があります。
半面、ちょっとした物音にも反応するので緊急時でなくても起きてしまいますが・・。