大阪万博で初めて警備員となり警備の仕事をした人は閉幕後も警備業界に残ってくれるとは限らない

大阪万博で警備員の仕事をしている人は大勢います。多くの警備会社が参入しており、全国から臨時要員として勤務している人も居れば、新しく万博の警備員として雇われた人も居る事でしょう。しかし、万博要員として雇われた警備員さんは、万博閉幕後もそのまま警備業界に残ってくれるとは限りません。いや、恐らく万博が終了したらさっさと警備員の仕事から抜けてしまう人の方が多いのではないでしょうか。

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万博は期間限定の臨時要員

大阪万博には大勢の警備員さんが仕事をしています。

自分は大阪万博へ応援要員としては配属していないので詳しい事は分かりませんが、多くの警備会社、多くの警備員が毎日勤務している事でしょう。

 

そもそも大阪万博というものは、開催期間が決められておりそれが終了すれば警備業務も必要なくなります。

こういった業務を警備業界では「臨時警備」と呼びます。

 

臨時警備と言っても1日で業務が終わるものもあれば、年単位で発生し続ける物もあり期間は様々です。

この大阪万博の場合は約半年の期間で業務に関わる警備会社や人員は相当数なので、かなり規模の大きな臨時警備と呼べるのではないでしょう。

 

大阪万博の臨時警備の場合は、一定期間中多くの警備員が必要となり、欠員やクレームに関してとても厳しい管理をしていると思います。

世の中はただでさえ深刻な人手不足なので、国の威信がかかった警備業務なので「警備員が用意できないので開催できません」というわけにはいきません。

 

そんな人手不足をさせない為にはどの様な対策を講じているのでしょうか。

短期間に大勢の人員が必要な対策

大阪万博で人手が足りないのを防ぐにはどの様な対策をしているのでしょうか。

それは至って簡単な事です。

 

「普通の警備業務と比べて高い時給にする」

 

これが一番効果的だと思います。

大阪万博の警備業務の平均時給は約2,000円になります。

 

1,850円から2,500円の幅がある様なので、平均化するともう少し高めでしょうがね。

それでも時給2,000円というのは警備業界では高い時給です。

 

遠方から臨時要員として応援に行く警備員さんや、新規で警備員となり大阪万博で働く警備員さんの誰にとっても良い条件だと思います。

現場での警備業務は警備会社や配置ポストによってキツさの違いはあるでしょうが、それでも納得できる金額なのではないでしょうか。

 

人員を繋ぎ止めておく為に期間中の待遇なども悪いものでは無いでしょうし、初めて警備員という仕事を大阪万博で経験している人は

「警備業務も悪くない」と思っている事でしょう。

警備業界に残らない理由

大阪万博で警備員という仕事を初めてした人も多いと思います。

そのおかげで、多少は警備員の総人数も若干数増えているのかもしれません。

 

しかし、大阪万博終了後は警備員として残る人は少ないと予想しています。

大阪万博が終了すれば、元々警備会社に所属していた警備員さんは応援元の現場に戻る事になります。

 

また、初めて警備員の仕事を大阪万博で経験した人は、その警備会社の地域の現場へ配属される事になるでしょう。

元々地方から応援で来た警備員さんは、自分の現場へ戻るだけですが、大阪万博の為に入社した警備員さんは、終了と同時に退職してしまいそうです。

 

もともと大阪万博要員として高給だった時給なので、別の現場へ配属となるとその地域の低い時給で働く事になるでしょう。

更に大阪万博で働けるというメリットも無くなるので、別の物件で働こうとは思い難そうですね。

 

賃金は下がる、自分にとって特に魅力のない現場で働く、これらが理由で大阪万博の為に雇われた警備員さんは、閉幕後に退職する人が多いと予想しています。

まあ、もともと大阪万博期間中のみの契約の警備員さんもいるかもしれませんね。

 

せっかく警備業界に入って来たので、できればそのまま残って働いて欲しいと思います。

その時は、警備会社がどれだけ自分の会社の魅力を伝えられるかに掛かっているのかもしれませんね。

 

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