警備室内には防犯カメラが置いてあります。業務としてカメラの監視も入っているので、日々画像の様子を注視しています。これらはどこの警備会社でも同じ事でしょう。先日、そのカメラの画面がぼやけるという不具合が発生しました。
防犯カメラの不具合が発生したらどうする
先日、夜の雨の降っている時間帯にカメラの画像がぼやける‥という状況に陥りました。
時間は19時過ぎ、従業員の方も大方帰宅してしまい、警備担当の方ももう見えません。
その為、設備業者にも連絡する事が出来ずどうしようか・・となってしまいました。
日中であれば、警備担当の方に報告しそこから業者の方に見に来ていただく、という流れになるのですが、時間が遅いため報告できるのは翌日の朝になってしまいます。
「もしかしたら雨粒がレンズに付着して焦点がずれているだけかもしれない」
という予想の元、しばらく様子を見ることになりました。
まあ、それしか方法はないんですけどね。
4,5時間後、カメラを確認すると画像はぼやける事なくちゃんと映っているではありませんか。
「ああ、やはりレンズに水滴がついていて水気が取れたんだね」
と、画面は元通りです。
外は数時間前に雨も止み、路面の一部も乾いている状態です。
恐らく予想した通り、水滴がついたせいでレンズがぼやけたのだと思います。
通常雨が降っても、レンズに雨がつかない様な作りになっているのですが、風に流されるような弱い雨が降るとレンズについてしまう事もあります。
そんなことは滅多にないので、まさかレンズに雨が付いたなんて考えもしませんでした。
しかし事の流れから雨が付いたのであろう、と決着がつきこの問題は大ごとにならず終了しました。
ここの現場は設備的な問題が発生しても、修理に依頼する時間がかかり過ぎです。
予算の問題なのか、緊急性な問題に対して鈍感なのかとにかく腰が重いのです。
修理のフットワークの悪いクライアント
ここのクライアントの性格なのか、設備関連の行動はよそに比べたら遅いと思います。
設備担当の業者の方ともよく話しますが、設備業者が
「火報関連の設備の手配をお願いしてもすぐに動いてくれない」
という愚痴をよく聞きます。
聞いた感じでは「予算がない」という言い訳をしていたようですが、ここの手配は予算がないからといって出し渋ってはいけませんよね。
火災などの災害発生時に、備品が壊れていて機能しなかったら大問題です。「予算がなかったから修理できなかった」では済まされません。
クライアント側の台所事情は知りませんが、この部分の予算はちゃんと通して欲しいものです。
警備員や設備屋さんが、修繕の依頼をしているのに修理のすぐにしなかったせいでタイミング悪く緊急時案が発生したらだれの責任になるのでしょうか。
事案発生時の責任はどちらに
警備員や設備の方は日ごろから、こういった機器類の管理をしています。
設備が故障したり、不具合があればすぐに報告をし修理をしてもらえるように依頼をしています。
しかしその報告を受けたクライアント側が、行動してくれなければ修理はされずそのままです。
そんな時万が一、緊急事態が発生したらどうなるのでしょうか。
火事が発生したのに自火報盤がならなかった・・
エレベーターが止まって緊急ボタンを押したのにつながらなかった・・
日ごろから警備員や設備担当の方が管理して、故障時に報告したのにもかかわらず修理されずそのまま・・
そんな状況下で問題が起こって「責任は警備員です」なんて言われても納得できませんよね。
こちらはちゃんと報告したのに、予算がないから何もしなかったのはクライアントです。
こういった擦り合いを見たくはないので、我々としては何かあったら即報告し、その後何度も途中経過を確認しています。
それこそクライアント側がうっとおしいなぁ・・と思うほどにです。
おかげで今のところ、修理の手配も極端に遅くなっていませんし、またそういった状況下で緊急事案も発生していません。
警備員が報告をおろそかにした・・なんて言われないよう日々、気を付けています。