警備員が日頃勤務する際に気を付けている事は何かありますか・・と問われた際、警備会社を通して言われている事は、不要不急の外出とマスク手洗い程度の事しかありません。発熱に関した検温は結構早期発見に役立ちそうな気がするのですがどうなのでしょう。
警備室で出入管理をする事は感染リスクが大きい
今でこそ来客が少なくなっている時期で、出入管理をする警備員が危険にさらされる事は余り無いですがゼロではありません。
そんな受付をする警備員が感染者を見分けて出入管理をする事は不可能です。
ただでさえ自覚症状もない様なステルスウイルスな感染症は誰から見ても見分けられないですよね。
そんな感染者かもしれない様な人と対面で受付をするかもしれない警備員が感染しない保証はどこにもありません。
そんな警備員が出来る対策は何でしょうか・・。
最近も従業員の方から「警備員さんはどんな対策をしているのですか」と聞かれた隊員が「特に何も・・」と答えたというのを聞きましたが
いや、会社からいろいろ言われてるじゃないですか!・・
この隊員さんは何を聞いていたのか・・とやや呆れてしまいました。
・不要不急な外出をしない
・3密にならないような場所へ出かけない
・マスク、手洗い、うがいを徹底する
・現場内の巡回時はマスクを着用する
すぐに出るだけでもこれだけあります。
これ、当たり前すぎて言わなかったのか分かりませんが警備員が会社単位で指示されている対策と十分呼べるものではないでしょうか。
当たり前過ぎたとしても、会社から書類で通達され守るよう指示が出ています・・というか
いや、特に何も言われていません・・と答えるかで相手に与える印象が全く違いますよね。
こういった受け答えが出来るかは対企業の重要なアピールになると思います。
何かやっています、というアピールは警備員にはとても大切な事だと思います。
毎日勤務に就く前に検温する習慣があれば
そのアピールですが、何もアピールで済まさずにちゃんとした対策の中に検温があります。
今回の感染症は体温が一定値以上で感染した疑いの目安になるそうですが、その判断に毎日の検温があります。
各現場の警備室に体温計を用意して、出勤してきた隊員さんが上番時に計測して記録を取るようにすればその隊の全員の体温の変化がつかめます。
これを実行している企業や、もしかしたら警備業者もある事でしょう。
少なくともうちの警備会社では実行していません。
現場に一本づつ配置するだけなのに・・
この対策をすればクライアントにもアピール出来るのにもったいないですね。
遅ればせながら、会社に進言して許可さえ出れば体温計を用意しましょうかね。
非常事態宣言が終了に近づきそうなのに検温の意味はあるのか
政府が言うにはあと1か月程度、自粛を伸ばしたいようです。
もう少しで感染爆発を止められると踏んでの事でしょう。
全国がそんな動きをしている中、今更ながら体温計を用意して意味があるのでしょうか・・。
先月位に用意していたならば、グッドタイミングであったかもしれませんが収束しようという時期では「今更?w」と周りに思われてしまいそうです。
それでもやらないよりはやった方が、と考えるとこの時期でも無駄ではないのでしょうか・・。
しかし、万が一検温して一人でも感染疑いの隊員さんが出たらここの現場の警備員さん全員自宅待機になりそうですね。
施設警備員が警備室内で感染者が出たら、クライアントからしたら「全員ヤバくない?」と考えるのは自然な事です。
確かに発熱を隠すのは良くない事ですが、早目に分かれば拡大を防ぐ事にもつながるのでやるべきでしょうね。
ああ、もしこの現場で感染者が出たら最悪ウチの隊の半分の警備員さんは重症化してしまう可能性が・・・。