先日、業務に関する事で問題が発生しました。巡回経路に数ある扉の一つが壊れていたのですが、これがいつから壊れていたのか分かりませんでした。他の隊員も気が付いていたようですが、この場所が扉が壊れていてもそれほど緊急性の無い扉であったというのもあり特に引継ぎもしていなかったようです。
そもそもなぜそれが判明したかというと、久しぶりにそのエリアの勤務に就いた隊員が報告して明るみになりました。
この隊員は私の評価がそこそこあり、ある程度信頼しています。
今回もこういった事に気が付いて報告してくれるので、現場の中でも優秀な隊員です。
本当はこれが普通なんですけどね・・。
で、報告してくれた内容は扉の鍵が壊れていたのですが、どうやら今までそのエリアの他の巡回者は皆なんとなく分かっていたようなのです。
確かにそのエリアは巡回こそしてはいますが、扉も建物の内部にあるので壊れていても侵入されるような事はありません。
扉の開閉も出来るので通過できないという事もありませんでした。
しかし、警備員として巡回して異常があれば上司かクライアントに報告するのは当たり前の事です。
警備員が勝手な判断をしてはいけません。
巡回した時に異常があれば引継ぎ時に報告して、更にそれをクライアントに報告する。
その後どうするかはクライアントが決める・・これが正しい流れです。
また警備室には引継ぎや、全員に通達する事などを知らせる為の
申し送りノート
なるものがあります。
今回のような事があれば次の警備員に知らせられるように書く事になっています。
ちゃんと書いている人もいますが中には書かずに日々過ぎてしまっている事もあるようです。
この扉の件も発見者の隊員にすぐにノートに書いてもらうように指示しました。
今回の報告が無ければもしかしたらこの先、大事になっていたかもしれません。
他の隊員にもこまめに引継ぎが出来るようになってもらいたいものです。