先日、ある隊員さんから苦情を受けました。待機中に昼寝をしていて隊員が寝坊して業務交代が遅れた、と。別に待機中に寝るのは何の問題もありません。しかし、待機時間を超過して次の業務に支障が出るのは大問題です。寝るな、とは言いませんが決められた時間に起きて交代出来ないのなら、寝ない方がい良いです。
長い当直勤務の体力温存方法
ここの現場は当直勤務がメインです。
24時間の勤務という長い拘束時間だと勤務中にウトウトしてしまう事もあったりします。
それを防ぐために、待機時間中に少しでも仮眠をして勤務中に寝てしまわないようするのも良い案だと思います。
警備会社や現場にもよりますが、当直勤務で与えられた仮眠時間はバラバラです。
拘束時間は同じ24時間なのに、実働時間が数時間も違う現場は普通にあります。
以前の現場と今の現場は同じ当直勤務ですが、実働時間と仮眠時間が大きく違い、以前の現場の方が実働時間が短く、仮眠時間が長かったですね。
実働時間が短いうえに仮眠時間が長いと、それは楽でした。
その代わり給料はお察しレベルですが・・。
実働時間も長く、仮眠時間が少ないと仕事中寝ない様にするには待機時間に少しでも寝る事です。
待機時間は1時間単位で休めるので、仮眠するにはもってこいです。
しかし、この仮眠はとても危険な行為でもあるのです。
寝るのは自由だが
前の現場にもいましたが、待機時間に仮眠をするのは良いのですがたまに時間になっても戻ってこない時があるのです。
そう、寝過ごしているのです。
今回の苦情がそれにあたるのですが、待機時間を明けても仕事に戻ってこないので、休憩室へ様子を見に行くと「まだ寝ている」のです。
取りあえず声を掛けて飛び起きては来るのですが、その時にはもう交代時間は過ぎています。
そのせいで次の業務が遅れたり、待機する予定だった隊員さんの時間が削られる事になります。
そう、寝過ごすのは多くの人に迷惑を掛けるのです。
自分の1日の仕事の為に体力を温存させるため、待機時間に仮眠をするのは良い事かもしれませんが、そのせいで他人に多大な迷惑を掛けては台無しです。
待機時間を有効に利用するのは良いが、それは自分の与えられた時間内で利用して欲しいですね。
仮眠時間に寝られなくなる自業自得
以前の現場で実際にあった笑い話のような出来事ですが、当直勤務の隊員が待機時間に昼寝をし、いざ仮眠時間になっても寝られなくなり下番する頃にはヘロヘロになっていた事がありました。
普段から待機時間に昼寝をよくしている隊員で、まわりも「あんなに寝ていたら仮眠時間に寝られないのも当然」と言われていました。
昼の待機時間中ずっと寝ていれば、夜の仮眠時間に寝られなくなるのは誰でもわかる事です。
人によっては昼寝をたくさんしても夜もしっかり寝られる、という体質の人も居るかもしれませんが、この隊員に限ってはそんな事ありません。
昼寝をしたら夜に寝られない、とごく普通の体質です。
それが分かっているのに昼寝をして、毎回夜寝られなくなるのです。
その度に夜中に仮眠室から出て来て眠れない事をアピールしに来ていました。
いや、それ自分が悪いだけの話ですよね。
まさに自業自得とはこの事です。
寝なければいけない仮眠時間に寝られないのなら、昼の待機時間に眠たくても我慢して起きていれば良いのにそれが出来なかったようです。
こういった隊員を今まで数名見てきましたが、誰も昼の時間に我慢して起きている事をしませんでした。
当直勤務は拘束時間の長い、そして仮眠時間にしっかり睡眠のとれない勤務です。
自分がどれだけ睡眠を取れば大丈夫、という事を良く把握して待機時間に寝るのかそれとも我慢するのか調整するようにしましょう。