防犯面に余り力を入れていないクライアントの建物の勤務は防犯面で大変そうな気がするが意外とそうでもない

施設警備の現場によっては防犯面に関する予防に余り力を入れていない建物もあります。警備員が常駐しているから、という面もありますが常駐していても、防犯対策がガチガチな建物もあったりと様々です。警備員からすると、余り防犯機器の少ない施設の業務の方が実は助かるのです。

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警備員が常駐しているから安心

施設警備員として勤務してきて、クライアントの考え方がそれぞれ違う事が分かります。

自分の建物を外注の警備会社に依頼する時、警備員が24時間常駐してくれるから安心だ、というクライアントもいれば、防犯機器を入れてそれを常駐の警備会社に運営させている、という考えです。

 

全ての施設警備の業務が、防犯機器を管理する為だけに常駐しているのではなく、クライアントによって施設警備員の使い方は様々です。

また、実際に色々な現場で勤務してきて、施設警備員に防犯面において期待するレベルも違うという事も分かりました。

 

どこの施設でも最低限ある防犯機器類としては、火災報知機が挙げられます。

これは建築法や消防法など、設置が義務付けられているのか一定数の規模の建物であれば設置されています

 

少なくとも、施設警備員が勤務するような施設の場合は、この一定数の規模以上の施設の場合が多いので、警備員として勤務している場合はこの監視盤を見かける事が多いと思います。

そして、その監視盤を警備員は扱える、という事はクライアント側としても期待していると思います。

 

それ以外では「ウチは警備員さんが常駐しているから、後の防犯機器は無くても大丈夫」と思っているかどうか分かりませんが、必要以上に防犯機器類を設置していない所もあります。

まあ、莫大なお金を掛けて設備投資をする必要があるので、金銭的に出来ないという理由もあるかもしれませんね。

常駐していても防犯機器だらけ

それとは逆に、施設に多くの防犯機器類を設置して、それを常駐している警備員に管理させる、というクライアントもあるでしょう。

私が勤務していた大型商業施設は、防犯面においては設備投資にお金はかけていた方だと思います。

 

もともと、テナントなどが多いので盗難などの予防策として、防犯機器類の設備は多かったですね。

赤外線センサーにガラス衝撃センサーなど、侵入に関する防犯対策はしっかりしていました。

 

それを常駐している警備員に管理を任せて、何かあれば警備員が対応するといった形です。

この場合、もしセンサー類などの無い施設の場合は、侵入者が建物内のどこかから侵入してきても常駐している警備員は気付く事が出来ません

 

それだけ、建物内に侵入して貴重品を盗難される可能性のある施設の場合は、こういった防犯機器類の設置は必要だという事です。

その為、そういった施設で勤務する施設警備員さんは、他の現場に比べて管理するべき業務が多くなるという事なのです。

防犯機器の少ない方が管理しやすい

盗難される者が施設内にある現場と、特に侵入するメリットの無い現場では、施設警備員として勤務し管理する業務量が異なります。

これが当たり現場とハズレ現場の違い、また忙しい現場とヒマな現場の違いでもあるのです。

 

それならば、防犯機器の少ない現場の勤務は人気が出そうですね。

まあ、その現場が防犯機器類の少ない現場かそうで無いかというのは、事前にわかる事ではないので、せいぜい防犯機器類の多い現場はどこか、と分かるくらいでしょう。

そう、大型商業施設や病院などがそれにあたりますね。

 

それでも、防犯機器類のある施設は逆に全てを機械で管理している場合が多いので、監視盤などが発報しない限りは動く必要が無いので、そういう意味では楽かもしれません。

過去に、防犯機器の多い現場と少ない現場で仕事をしてきましたが、正直な所やはり防犯機器類の少ない現場の方が警備員の業務としてはラク、だと思いますがね。

 

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