今の現場は待機時間や仮眠時間が短いです。短いと言っても普通の施設警備の現場で言ったら普通なのですが・・。それほど前の現場の待機時間が長かったと言えます。24時間拘束される施設警備員の実働時間で差が出る待機、仮眠時間。どれくらいあれば警備員は納得するのでしょうか。
今の現場は待機時間が短い
先日、勤務に入っている時に
「ああ、前の現場より確実に待機時間が短い・・」
と不満に思う事がありました。
前の現場では実働時間が14時間で、今の現場は17時間あります。
明らかに3時間は実働時間が長いので、体感で長いと思うのは当然です。
3時間も休みの時間が増えれば、寝る時間にあてたり、買い物にも出かけられますよね。
そういった時間が無くなり働く時間になるのですから、待機時間が短いと思うのは当たり前の事です。
世の中の施設警備の当直勤務は、16時間が平均時間だと思うので今までが恵まれていたという訳です。
しかし、最近は14時間の実働という現場の募集も見ますので、待機時間がたっぷりある現場があるのも事実です。
施設警備員として色々な長さの現場で働いてきましたが、理想の実働時間というのはあるのでしょうか。
施設警備員の実働時間の理想
施設警備員として勤務する時、24時間勤務というのがあります。
これは24時間拘束されて、そのうちの何時間かは休みの時間、要するに待機時間や仮眠時間となります。
私も今まで、待機時間と仮眠時間の有る現場で勤務してきましたが、いづれも
「仮眠時間が少ない」
と感じる現場ばかりでした。
人間、寝ないと死んでしまいます。
人それぞれ適した睡眠時間はありますが、施設警備員として24時間勤務での仮眠時間の平均は、だいたい4時間であると思います。
これが多いか少ないかは、それぞれなので何とも言えませんが、世間一般的には少ないのではないでしょうか。
しかも今の現場でもそうですが、4時間の仮眠時間枠があっても実際の時間は4時間も寝られません。
仮眠時間になったからと言って、すぐに眠りに着けるわけでもありませんし、何か業務の片づけなどや、早めに起床して次の業務の身支度にかかる時間などを考えるとせいぜい3時間が良い所です。
そこへ、5時間や6時間の仮眠時間があれば、もう少し長い時間寝られるかもしれませんね。
しかし、その長い時間仮眠する事になるには、実働時間が減る事になるのです。
実働時間が減るという事それはすなわち
時間当たりの給与が減る事を差しています。
実働が短いと給与に影響が出るのは困る
警備員はほとんどが時間給で勤務していると思います。
少しでの長い時間働けばそれだけ給与が増えるわけです。
1か月あたりの実働時間の制限などがあり、無限に稼げるという訳ではないですが、許す限り働こうと思えば可能ですね。
施設警備員として24時間勤務する時、実働時間が決められていて1日に貰える給与も決まっています。
この時、実働時間が長くても仮眠時間が少なくても良いのでたくさん稼ぎたいと思いますか。
それとも仮眠時間が少ないと、体がもたないから実働時間は短い方が良い、と思いますか。
これは人それぞれなので、稼ぎたい人と、体を労わりたい人で別れる事でしょう。
今の現場では、待機時間や仮眠時間が短いですが、私の様に待機時間が長い方が良い・・と思っている隊員さんもチラホラいます。
同じ現場で、なかなか希望通りの人ばかりが集まっている訳ではない事が分かります。
それでも給与が少しでも多い方が良い、と思うのは誰でも同じですが・・。