同じ日に勤務する時、その日の相勤者がまじめな隊員さんとふまじめな隊員さん、どちらと一緒に働きたいですか。一緒に堕落して手を抜いて仕事をするか、まじめに働いて一日過ごすか。勤務表を作る側として、普段皆さんはどのように考えているか興味がある所です。
ふまじめな勤務で損する事
ふまじめな隊員さんと一緒に仕事をする・・。
例えば、出入管理で本来やってはいけない「顔パス」で入館させる。
また、鍵の貸し出しをする時に又貸しを警備員が許可してしまう。
出入管理中にバレない様にスマホを見る・・。
などこれらの行為をしている隊員と一緒に入って、自分も勧められたらどうしますか。
人間少しでも楽が出来る様な誘惑には弱いものです。
しかしこのふまじめな警備員の誘惑に乗って、万が一クライアントや警備会社に見つかったらどうなるでしょうか。
間違いなく、そこの現場を外されるかクライアントから契約違反だと警備会社に損害賠償請求が行くかもしれません。
クビになって更に損害賠償も請求されるかもしれない・・たかがそんな事で、と思うかもしれませんが、明らかに契約違反をしている状態であると弱いのは警備会社側です。
いくら勧められたから、と言い張ってもそれを行ったのはあなたです。
ふまじめな警備員と一緒の勤務に入ったばかりに・・。
まじめな勤務で得する事
まじめな隊員さんと一緒に勤務する。
規則に従った業務をするのはとても窮屈だと思います。
ふと考えると、とても面倒な事をしていると気付く事も有るでしょう。
もっとこうすれば時間節約や、効率化できるはずなのにと思うかもしれません。
しかし、それ等はいくら不便であっても契約で決められている事なので、明らかに無駄な行為であったとしても、万が一間違いであったとしても守らなければなりません。
ここらを良く分かっていない警備員さんが多いです。
特に年を取って長くその現場にいる警備員が顕著です。
いかに楽に早く済ませるか・・という事にばかり頭が行って大原則である規則を蔑ろにしているのです。
「いいよいいよ、どうぞ」
新人でこの現場に来た頃、年配の警備員からよくこの言葉を聞きました。
今では私が隊長になって殆どの隊員さんにそういった行動はとらせていませんが、今でもたまに古株の年配警備員はそういった行動をしているようです。
しかしそれらの声に耳を傾けず、つまらないかもしれないが規則を守り仕事をする・・。
これが自分の身を守る一番大切な行動です。
これらの行動はふまじめな警備員には煙たがれるかもしれませんが、クライアントや警備会社からは絶大な信頼を獲得する事が出来ます。
見ている人は必ずいますよ。
ふまじめな方が楽だが超高リスキー
ふまじめな勤務は楽です。
ウチの現場でも最近そういった行動を取る隊員さんがクライアントから指摘をされました。
そうなると今後ずっとクライアントからそういった目で見られてしまいます。
いくらまじめに切り替えたとしても、一旦失った信頼は戻すのが難しいです。
その時の自分勝手な行動の為に、この先ずっと信頼を無くすなんて非常にもったない事だと思います。
今現在、まじめに規則を守って勤務している人にとっては迷惑な話になってしまいますが、もう少しその人たちの事を考えて勤務して欲しかったです。
この様に「どうせ見つからないだろう」という思考でルールに沿った行動をしなのはリスクしかありません。
日々の勤務を大切にし、1日1日をまじめにそして愚直であって欲しいと思います。