外周巡回に自転車を使用する警備員。大抵は警備会社から支給されていると思いますが、その自転車の鍵を無くしやすい警備員がいます。共用の備品なので非常に困るんです。このように「物を紛失する」という人は毎回決まった人です。
身の回りの管理能力が低い
「自転車の鍵がありません」
この言葉をよく聞きました。
隊員さんが外周巡回へ行く時に、自転車の鍵があるべき場所に無いというのです。
通常自転車の鍵は使用後に所定の地へ戻す決まりになっています。
いくら敷地内とはいえ、カギのついたままの自転車はイタズラされるか最悪盗まれてしまいます。
警備員が自転車を敷地内で盗まれたとあっては、恥ずかしくて盗難届も出せません。
そういった防犯面も含めて、そうならない様に自転車の使用後は必ず鍵をかけるよう指導しています。
その自転車の鍵が「無い」というのです。
そりゃ慌てますよね。
しかし、ウチの現場では自転車の鍵がない場合、大抵ある警備員にまずは確認します。
この隊員さんは毎回自転車の鍵を自分で持ったまま、所定の場所へ戻さないのです。
そしてほぼ彼が所持している、という事で決着がつきます。
その度に、私や他の隊員さんから叱られています。
もうそのやり取りを何度した事でしょうか。
自分の所持品なら無くそうが、盗まれようが本人の責任で済みます。
しかし、この自転車は会社が用意した備品です。
個人の不注意で無くしたりされては困るのです。
自分のものならまだしも備品は困る
自転車に限らず、現場で勤務している時に共用で使用する備品はたくさんあります。
それを本人の不注意で元の場所へ戻さないと、次に使用する隊員さんが困ります。
そんな事当たり前の事ですよね。
その当たり前な事が、うっかりで迷惑をかけているのです。
しかも何度も・・
もともと、自分で持って来た荷物も散らかしっぱなしで一つにまとめる事が出来ません。
部屋ごとに一つは彼の荷物がある、と言っても言い過ぎではありません。
整理整頓が苦手なタイプなのでしょうね。
自転車の鍵に限らず、所持品も含めあらゆる場所へ物を置くので自分でもどこに置いたか分かっていないのかもしれません。
普段からこまめに片づけるよう注意しないと、それはもう酷いものです。
程度の差はあれ治らない
物をあらゆる場所へ出して、自分でもどこにあるか分からない。という性格は警備員の仕事面でも悪影響が出ます。
申し送りや、数ある業務をこなそうとすると、頭で整頓する事が出来ない様で、単純な事でもメモが必要になるようです。
まあ、メモを取る事は良いのですが「え、そんなことまでメモる必要あるの」と思うほどです。
メモを取る事で逆に目から入る情報が増え混乱しそうです。
ある程度頭に入れておく事が出来るだろうに、という事まで書くので、他人が見たら余計な情報にもなります。
そうでもしておかないと忘れてしまうのでしょうね。
身の回りの事も、記憶できる程度の指示も、整頓が出来ないのだと思います。
もとからの性格なので治そうとしても無理だと思います。
まあ、メモに書く事で与えられた指示が本人に伝わった、という事が他人から見て分かるのが救いなのかもしれませんね。
自転車の鍵の様に、備品に関する物品はせめて最大限の注意を払って元の場所へ戻して欲しいです・・。