警備員が出入管理をしている時に受付でたくさんの来訪者の対応をします。ここでは警備員個人の接客業としての差が出る場所でもあります。来訪者に対してタメ語で話したり、相手が理解出来ていないのに同じ説明を繰り返すだけ・・などとウチの現場を見ただけでも結構あります。施設警備員は接客業のマニュアルの勉強をした方がいいのでは?とも思ってしまいます。
本人も気づいていないであろうタメぐち言葉
今日の昼間に相勤者の隊員の出入管理を見ていました。
前から気にはなっていたのですが、工事業者の人などに良く見受けられるのですが、言葉遣いがため口になる時があります。
本人としては無意識なのかもしれませんが、他の営業の人にはそういった言葉遣いをしていません。
この隊員さんの出入管理をずっと見ているわけでも無いので、工事業者の人だけにため口を使っている・・というのも確かではないですが。
例えば
「どうぞ、このままお進みください」
という会話があるとすると
「いいよ、行って」
と言った具合です。どちらかというと友達言葉に近いかもしれませんね。
彼としては親近感のわく様な感じで話しているのかもしれませんが・・。
明らかに偉そうな感じの人にはこの言葉遣いになっていないので、恐らく親しみやすい人にしか使っていないと思います。
まあ、彼のこの現場の貢献度から考えると大した問題ではないので特に指摘する事なく今に至っています。
このため口の様な言葉遣いも聞いていて許容できる範囲内ですが彼以外の勤務態度の悪い隊員であったら注意しているかもしれません。
相手が理解出来ていないのに違う表現で説明できない
良く来訪者の方が入館台帳に記入する時手間取ったりする時があります。
そんな時に警備員が書き方を説明してスムーズに記入が出来るようにするのですが、今朝受付をしていた隊員は出入管理の対応がうまくありませんでした。
書き方に困っている人がいる時に警備員が説明するのですが、その説明の意味自体が理解出来ていない様な時があります。
これは私もよく遭遇するのですが、警備員の自分たちが分かっている説明が彼らには分からないのです。
そんな時は普通表現を変えて、もう少し細かく説明してわかる様に話すのですが、今朝出入管理をしていた隊員はそれがうまく出来ないのです。
初めに説明した言葉の言い方では理解出来ていないのに、また同じような言い方で説明しているのです。
相手が理解出来ていないのなら、自分の言葉の説明の仕方を変えて理解できるようにするのが当然なのですが彼はそれが出来ません。
もともと相手の様子や雰囲気を見て会話をするのが苦手なようで悪気があっての事でもなさそうです。
たまにその事で改善できるように話す事もあるのですが、努力はしているのですが上達している様子はありません。
そういった性格なので直そうとしても相当な努力がいるのは間違いないでしょう。
自分が楽な対応をしようとして相手の事を考えない
これらの対応は警備員としてではなく、むしろ接客業としての部分が大きいと思います。
警備員はある意味接客業だと私は思いますが、大抵の警備員の人はそんなこと思っても居ないでしょう。
しかし施設警備員の仕事は対面でお客様と接する事が多いです。
人と関わらないで済むから警備を始めた・・なんて考えで施設警備員になると入社してから「こんなはずじゃなかった・・」なんて事になりかねません。
ある程度の接客対応があるのを覚悟で、出入管理の対応がうまく出来るような努力をして欲しいものです。