警備員の収入は年齢は関係なく若者もお年寄りも同額だが給料アップも期待できない

全ての警備会社が同じとは限りませんが、警備員はほぼ昇給はしません。というか私が経験してきた警備会社は昇給無しとみな同じでした。そして1勤務当たりの給料もそれほど高くはなかったので、年収もそう高くなりません。しかし、若い警備員も年配の警備員も同じ金額なので、年功序列という制度は存在しないのです。

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警備員の収入は高くない

警備会社にもよりますが、警備員の収入はそれほど高くはありません。

会社にもよりますが、給料の計算もバラバラで1日〇〇円という計算や、基本給という計算など、警備会社によって違いました。

 

1日〇〇円という計算は、出勤した日数で金額も変わりますが、基本給計算の場合は、月に〇日以上出勤させるなど金額も計算の仕方も様々です。

しかし、どの支払方法でも一貫している事は

 

警備員の給料は低い

 

という事です、給料が低いのでもちろん年収も低くなります。

昔は警備員は稼げるという様なイメージがあった様ですが、私が入社して数年でそういった荒稼ぎは出来なくなりつつありました。

それ以降、警備員は社会的な地位が低く見られてはいても、たくさん稼ぐ事が出来る、というメリットがあったのにいまでは

 

社会的地位は低いまま

給料が低く稼ぐ事も出来ない

 

というあまり魅力のない職業になってしまったのです。

若者もお年寄りも年齢に関係なく同額

警備業界に年功序列というものはありません。

警備という仕事は軍隊組織に倣っており、年齢に関係なく上司の指示のもと業務を行う職業です。

 

いくら警備の仕事を30年経験している高齢の警備員さんよりも、異動してきた隊長が20歳代でも、隊長の指示に従わなければなりません。

しかも、どれだけ警備員の仕事をしてきても、今月入社した新人の警備員さんと給料は同じです。

 

上司のいう指示に従わなければならない、いう事は警備以外の企業と何も変わらないかもしれませんが、一番古株だから隊長のポストが順番に回ってくるという訳ではありません。

何十年所属していても、一隊員なのは変わりませんし、何十年勤務したから隊長になれるわけでもありません。

 

以前勤務していた現場で、私よりも現場経験もあり年齢も上の警備員がいましたが、隊長になったのは私で、隊長になりたがっていたその高齢警備員は退職するまで一隊員でした。

私のいた警備会社の勤務先の現場で隊長になるには、前隊長から認められ推薦されるか、日ごろの勤務態度を会社が把握しているか、という感じでした。

 

それらの点を考慮すると、その高齢警備員は会社の上司の見ていない所での勤務態度は最悪で、上司の前だけではいい格好をしている様な警備員でした。

そんな態度を前隊長は見透かしていて会社に「彼は不適切」という報告をしていたそうです。

確かに日頃からダラダラしており、嫌々仕事をしている様な態度は傍から見ていて気持ちの良いものではありませんでした。

 

警備員はベテランでも新人でもほぼ同じ給料をもらっているので、新人はともかく仕事もろくにできない様な長年所属している警備員にとっては、別に長年いるからと言って給料が上がるわけでもないのです。

警備員は昇給に縁が無い

警備員の多くの人は昇給というものに縁が無いと思います。

入社時に、1勤務〇円という提示を受けてずっとその金額で働いているのではないでしょうか。

 

中には、その地域の最低賃金に押される形で給料が上がる警備員さんもいるのかもしれませんが、最低賃金の影響を受けるほど警備員は収入が少ないという事になります。

私は経験がありませんが、警備会社の中には毎年昇給がある会社も存在するのでしょうか。

 

昇給に当てはまるのかは分かりませんが、資格を取得した事で「資格手当て」と呼ばれる手当を貰えた警備会社もありましたが、別の警備会社では施設警備の資格手当てはありませんでした

施設警備の現場の多くは、施設警備業務の資格を必要としない施設が多いので、施設警備業務に従事している警備員さんの多くは資格を取得しない状態でもお仕事が出来ていると思います。

 

その為、資格を取得しても活かせる場所が無いので、会社も資格手当を出す事に渋るのです。

ですが、警備会社によっては資格の必要のない施設の現場でもちゃんと資格手当を出してくれる警備会社もあると思います。

警備会社をお探しの際は、給料に関する記述はしっかりと確認する事をお勧めします。

 

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