警備員と運転免許証の共通の問題点

警備員は18歳以下の人は仕事に就く事が来出ません。警備員になるための条件はこの他にもいくつかあるのですが、他の条件をいくら全て満たしていても、18歳になっていないと仕事は出来ないのです。年齢で縛りのある条件の中に、運転免許証の取得があるのですが、これが警備業と非常に共通点があるのです。

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18歳以上であれば何歳でも可能

警備員になりたくても18歳になっていなければ、誰も警備員にはなれません。

そして、普通自動車免許証も18歳と同じです。

 

警備業と自動車免許証、取得するのに最低年齢というものが設けられています。

18歳未満ではまだ経済的に親の保護のもとで生活をしていたり、社会的なルールの遵守や責任能力などの問題など、18歳以下ではなかなか対応しにくいのが理由だと思います。

 

警備員の仕事となると、施設警備また交通誘導警備などに限らず車両に関する業務も多く、自動車運転免許証を取得していないと、道路交通法も多少なりと把握する必要があるので、警備業と運転免許証の年齢が18歳となっているのはある意味バランスが取れているのかもしれませんね。

 

そして思ったのが、どちらも年齢の下限が定められているのに対して

 

「上限に関しては年齢の定めはほぼない」

 

という事です。

自動車運転免許証に関しては、昨今発生している高齢者による交通事故などをうけてか、免許証の返納だとか講習のハードルが厳しくなるなどの話題も増え、上限を設けているわけではありませんが、運転しないで行けるような取り組みが盛んになってきています。

本当は上限があった方が良い

しかし、警備業界はと云うと相変わらず人手不足の為か、募集要項では

「65歳までの定年制、希望者は70歳までもしくは相談」

と云いつつも、実態は70歳過ぎても元気に現場で仕事をしている警備員さんがいます。

 

ここでひとつ言っておきたいのですが、別に高齢者が警備員の仕事をしてはいけない、とは言っていません。

別に法律で制限している訳でもありませんし、警備業法でも18歳以下は仕事が出来なくても、上限に関しては何も制限してはいません。

ここで法律に触れていない以上、誰も90歳の警備員さんが働いていても労働に関しては何の問題も無いのです。

 

しかし

 

例えば、100歳の高齢者が警備という仕事をしていて、自分の体を盾にして会社の財産や人命を守れるでしょうか。

 

どこの警備会社も高齢者採用とはいえ、一応65歳辺りを平均に定年制を導入していると思いますが、多くの警備会社がそれ以上の高齢者を現場に配属してるような気がしますがいかがでしょうか。

警備員とは顧客の財産や人命を守るのが仕事です。

いざという時に、自分の体を盾にして活躍する時があるのを覚悟する必要があります。

 

何かあったら警察や消防に通報するだけが仕事ではありません。

そんな業界で高齢者が多いというのは、それだけ日本が平和という事でもあるのですがね。

人手不足が生んだゆがんだ業界

車社会で若者が車に興味が無い、と言われていますが車が買えるほどの収入があるか、車両価格が今の半分以下位にでもなれば若者も買うかもしれませんよ。

まあ、車経済に詳しくないのでいい加減な事を言っているのであしからず。

 

警備業界は人手不足が続いた結果、多くの定年を迎えた高齢者が警備員になり、若い世代が全体的に少なく見える様になりました。

若い世代が全くいないわけではありませんが、高齢者が多い為にそう見えるのだと思います。

人手不足の為に高齢者の多い業界となってしまったのです。

 

しかし警備業界は人手不足がこのまま続くとも考えにくいと思います。

確かに若い世代が少ないと思いますが、このまま高齢者の多いままでもないと思います。

最近話題にもなっているAI化やロボットが人の代わりをする様になり、いつかは高齢者やそもそも人に頼らずに業界を支える事が出来るような時が来るかもしれません。

 

そうなるといくら業界を支える事が出来ても、働き口を失った人が多くなるかもしれません。

まあこれは警備業界に限った事ではないのですがね。

 

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