先日、施設を出入りしている業者さんが「施設の外に見た事のない人がうろついて写真を撮っている」という知らせを受けました。結論から言うとその人は施設から依頼を受けた業者の人で、必要があって写真を撮っていました。もし、施設に不審者がいた時、どの様に対応したらよいのか警備員の腕に掛かっています。
不審者らしき人物の知らせを受けた
先日、施設を出入りしている業者さんから「施設の外に変な人がいるよ」という知らせを受けました。
どうやら見た事のない人が、敷地内の施設の外で写真を撮っているとの事。
その人が言うには、金髪の女性でカメラを手にしている様子。
その話を聞いた限りでは、警備員ですら把握していない人物なので「不審者」です。
もし、不審者が施設側の許可なく写真を撮っているのであれば、止めていただくようお願いしなければなりません。
警備員が声を掛ける前に、まずは自分の目で確認してその人の様子をクライアントへ報告する事とします。
不審者かどうかの判別が、他人の申し出だけでは判断できない場合は、警備員の目で確認し、それをクライアントへ報告したうえで改めて指示を受けてから声を掛けるのが良いでしょう。
声を掛ける指示さえ受けていれば、何かトラブルになった時、指示を出したのはクライアントになるので警備員の味方にもなってくれます。
まずは、相手を遠くから確認できるように距離を置いて確認しました。
昼間か夜間で対応が異なる場合も
不審者かどうかの確認をする時は、ある程度距離を置いた状態で確認した方が安全です。
不審者で無かったのならそれで良いですが、万が一不審者だった場合、警備員が資格に入った途端に相手が襲い掛かってこないとも限りません。
更に相手が武器を持っていたらケガをする可能性もあります。
こちらが複数人居るのならまだ安心ですが、今の現場は警備員の配置の都合上、一人しかいません。
なるべく向こうに見つからない様な距離や死角から確認をします。
これらの不審者かもしれないような人物の確認は、勤務先の現場や昼間か夜間などで対応は異なります。
警備員の人数でも違いますし、どの様に行動したら良いのかは現場で確認しておいた方が良いでしょう。
もし、その人物が本当に不審者であったのなら、その場で声を掛けるかクライアントへ報告するかは、またその現場でルールがあると思われるので注意が必要です。
ちなみに今回は、不審者ではなくクライアントから依頼を受けた業者の方で、近くにクライアントがいる事も確認できたので、声を掛ける事すらせず終了しました。
警備員としてまずは確認
不審者などの対応をする時は、警備員が関与しなければなりません。
特に夜間の場合は、施設内に警備員しかいない場面も多いでしょうから、対応せざるを得ません。
実際、過去に夜間の不審者対応も何度かしているので、ある程度の経験がありますが、施設警備員とはいえこの様な経験のない人も多いでしょうから、経験者から対応の流れを学んでおいて損は無いと思います。
夜間の対応は昼間と違い、不審者の対応は数段難しくまた危険になるので、夜間に初めて対応するという時は、一人で対応しない方が良いかもしれませんね。
幸い、過去の不審者対応で昼間と夜間に声掛けをした事がありますが、いずれもケガも無く穏便に済ませる事が出来たので良かったです。
警備員はいつ不審者から暴行を受けるか分からないので、対応には十分注意しましょう。