クライアントにまともに報告できない警備員

以前も似たような報告義務を怠った隊員がいましたが、今回も同じ警備員がやらかしました。警察対応にまで発展していたのにもかかわらず、一日ほったらかしです。彼らには「報告しなければならない」という概念がないのか・・?

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昨日に起こった内容で、警察事案にまで発展していたのにクライアントに報告していませんでした。

直接的には我々の警備担当には話が言っていませんでしたが、別の部署から話が来ていたので報告する必要がないと思った・・というのが彼らの言い分です。

しかも、報告書として記録にも残していない有様です。

朝の引継ぎの時に

「ええ、警備担当者に話していないの?!」

と言われて「あ、マズかったか」という反応を示していたくらいです。

基本的に警備員は何か問題が起こったらクライアントに報告する必要があります。

そしてその問題にどう解決するかはクライアントが決める事です。決して警備員の判断で解決しようとは思っていけません。

警備員はあくまで報告、そしてその判断をクライアントが下して、命令を受け実行するのが業務になります。

よく間違えるのが勘違いした警備員が気を利かして勝手に対応して、それが良いと思ってしまう事です。

クライアントに確認もせずに警備員が独断で対応し、それが失敗してもクライアントは責任を取ってはくれません。

むしろ報告もせずに勝手にやったことを責められるだけです。

今回の年配警備員の対応は、何か判断して行動する事ではありませんでしたが、報告の義務は怠っています。

特に警察が絡んでいる以上必ず報告しなければなりません。

刑事事件に発展していたかもしれない時に警備員しか知らずにクライアントが知らないなんてことが分かったら目も当てられませんね。

10年以上もこの現場にいるのにこういった対応の件数が少ない為に同のように行動したらよいのか良くわかっていないようです。

日頃から、ここの現場の勤務年数が多いことを自慢の様に云っていますが、いざふたを開けてみればただ10年を無駄に過ごしていたにすぎません。

ここの現場の様に何も起こらない現場に長い間いると、肝心の警備員としての基本的な行動でさえ起こせないのです。

警備員はいかにいろいろなパターンの問題を経験しているかでその人の警備員としての質が高まります。

楽だからと言って、何も起こらない様な現場しか勤務した事がないとよそへ行ったときに全く使い物になりません。

そうならない様にする為に少しでもいろいろな事を経験できる現場に一度は行ってみることをお勧めします。

商業施設はその最たるトコと認識しています。

半年でも経験していれば、施設警備の半分は習得できると思います。

警備員は若さでも年数でもありません。どれだけたくさんの事を経験してきたかでその警備員としての差が出来ると思います。

自分の為にも良く考えてみるとよいかもしれませんね。

 

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