警備員が報告するべきものと必要で無いもの

自分が配属されている現場で警備員がクライアントに報告を必要とするものと「そんな事まで報告するな」とお叱りを受けそうなものがあります。その程度は現場で全く違うので対応を間違うと大変です。今回、ウチの隊員が大した事ではないですが、大きなお世話な報告をしたのでご紹介。

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何でも報告すれば良いわけではない

今回家の隊員が報告した内容は、クライアントにとってあまり重要なものではありませんでした。

もし私が勤務日に発見していたら恐らく報告しなかったでしょう。

それは事案の内容が警備員の管轄外でしかもそれほど危険でない、と判断できるからです。

昨日報告した隊員はまだその辺りの判断が正確に出来ないレベルであった、ということです。

 

警備員は施設の管理を任されている以上、些細な事でもクライアントに報告する必要があります。

しかし

「後方通路で帽子をかぶっていた従業員がいました」

「工事業者の車から荷物がはみ出していた」

などといった内容は施設の現場によっては報告の必要性の無いどうでもよい事です。

現場によっては上のような内容も報告しなければいけないかもしれません。

ですが

「7階東側で火災が発生しました」

「〇〇時に爆破予告がありました」

などといった内容の方が明らかに重要で警備員の対応範囲内である事、そしてそういった事案の報告だけ挙げてくれればよい・・というクライアントの性格を知ったうえで何を報告して何を止める必要があるかを判断しなければいけませんね。

報告しなかった方がマズい事もある

しかし事案の報告の判断が微妙な現場ですと、大変な事になる事もあります。

警備員が勝手に判断して報告をしなかった事であとでクライアントにお叱りを受ける事があります。

私も過去にまだこの現場の報告の基準が良く分かっていなくて、小さな事案であったため報告しませんでした。

翌日になって口頭だけでも、と伝えたら「それはちゃんと報告書にまとめてください」と言われてしまいました。

事案が小さいからといって警備員が勝手に報告をするしないを判断するのも問題になってしまいます。

そうなると「とりあえずどんな事でも報告しておけば間違いない」となってしまうのです。

これは確かに判断を考察する必要はなりますが、クライアントからすると「うっとおしい」以外の何者でもありません。

現場単位での報告の基準を知る必要がある

その現場に配属して間もない警備員ですと、そこの報告の基準をまだ覚えきれずに何でも報告しようとしますが実際は報告するべきものとしなくてよいものがあります。

こればかりは経験して覚えるしか手段がありません。

いくらベテランの警備員でも配属経験が少ないと余計な報告までしてクライアントに煙たがられます。

緊急性のある必ずしなければいけない様な事案は別にして、どの程度の事案までが報告が必要なのかを知っておかなければなりません。

 

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