先日、監視盤が夜中に発報しました。ここでは警備員が設備の操作を禁止されているので、熟知していても停止する事が出来ません。翌朝設備の方に報告したのですが、その人は監視盤の発報の解除が出来なかったのです。
餅は餅屋でなくてビックリ
警備員は警備に関する事、設備員は設備に関する事にそれぞれ長けています。
まあ、警備員が設備に関する事も熟知している場合はよく目にしますが・・
それでも設備員が警備業務に関する事で活躍する話はあまり聞きませんよね。
今回は先日、防災センター内の監視盤が夜中に発報したのですが、ここの現場では警備員が設備に関する業務を一切しないので何もできなかったお話です。
夜中に監視盤が発報し翌朝その事を伝えたのですが、その設備員さんは監視盤の解除の仕方を知らなかったのです。
設備員が設備の事を知らないなんて「え!?」となりましたが、まあ警備員でも警備業務の事をよく分かっていない人もいるので
「ああ、人の事は言えないか・・」と逆に反省してしまいました。
ここでは警備員が監視盤に関する操作をさせて貰えないので、夜中に発報しても監視盤の操作ができません。
とりあえず現場を確認しに行き、問題がないか見てその後、設備さんの緊急連絡先へ報告します。
そして朝まで監視盤はそのままです。
本来なら、警備員が監視盤の発報を解除し定位状態に戻すべきだと思いますが、ここでは「警備員は操作しない」という事のようです。
警備員は警備の仕事、設備員は設備の仕事というなら、この監視盤の操作が出来ない設備の人はどういう人なのでしょうか・・。
臨時の担当だったとしても使えない
後で分かった事ですが、この設備担当の方は臨時でこの現場へ来ている方だったようです。
本来の設備担当の方が、急遽体を悪くして入院してしまったらしく、代わりにその間やってきている方だったらしいのです。
我々もまだこの現場へ来て、それほど日が経っていないので設備の方の全員まで把握していません。
なので、誰がこの現場の担当の方なのか、とまでは分かっていないのです。
しかし、いくら臨時でこの現場にいるとはいえ一応、設備会社に勤めているのは間違いありません。
勤務地が違えど、扱う監視盤はそれとなくわかるはずです。
機材が違っても大きな操作は同じなはず、ましてや警備員の我々でも何となく操作は出来ると思います。
それが、設備員の方で臨時とはいえ解除すらできないなんて業務が務まるのかな・・と思いました。
警備員が禁止されていても覚えるべき
こんな設備員の方ばかりではありませんが、監視盤の操作が出来ない設備の方がいるのなら、警備員も監視盤の操作を覚えるべきだと思います。
夜中の時間は特に火災などが発生したら、少しでも早く行動しなければなりません。
場所の確認や、避難の放送などやる事はたくさんあります。
それが、場所も分からなければ避難させる呼びかけも出来ない様では、夜中に警備員が詰めている意味がないと思います。
いくら、業務が違うからと言って把握していないと何もしないのではなく、何かあっても協力し合えるように設備に関する業務も知っておく必要があると思います。