午前中に出入管理をしていた時に、受付に来た工事現場の責任者らしき人物が「ウチの作業員が受付をしないで工事作業していたようでした、すみません」と謝りに見えました。というのも実は、外での工事であった為に入館証の発行は必要ないからそのまま作業に行っていい、と警備員の誰かが言ったようなのです。
入館証の発行は必要か
警備員の誰が言ったかは分かりませんが、出入管理の受付をせずに入館させてしまったようでした。
ここの現場では比較的大きな作業車両はそのまま入庫させてしまう時があり、特別に受付をパスしている時があります。
今回は恐らく誰かがその判断をしたらしく、作業者をそのまま入館させたようでした。
この現場独特でありよそでも同じような仕組みを取っている所もあるかもしれませんが、工事作業者の方からすれば何の受付もせずに施設内に入る事はダメ、とクライアント側から言われているハズなのでさぞ戸惑った事でしょう。
警備員側も特別な対応がある事があったりと微妙な判断があるので発行側も注意が必要でした。
発行する時としない時の判断
通常、微妙な判断な時にはその日の当務責任者か私に聞く事になっていますが、中には勝手な判断をする隊員もおり、その判断が決まってうまくいかない事が多いので困ります。
勝手な判断をする大半は長年この現場にいる年配の警備員ですが、長い間この現場で勤務しているからと云って対応が上手に出来るとは限らない、という良い例ですね。
また、当務責任者でも判断が難しい時もあるようです。
まあ、そんな時は受付をしてもらって入館証を発行しておけば間違いないのですが、警備員側が面倒くさがってそのまま通してしまうと今回の件のようになります。
今日発生した問題は、工事業者が入館した時間に例の年配警備員が勤務に入っていたので恐らく彼が「いいよ、いいよ」とか言ってそのまま入れたのではないかと思います。
施設内に立ち入るなら入館証は必要
どこの現場でもそうですが、お客様以外で施設内に用事があって警備室や防災センター前に受付場所があるならそこで入館の手続きをするのは当然です。
入館証も着用せずに施設の一般者が立ち入れ無いような所に人が居たら不審者扱いされても仕方がありません。
一般の人が立ち入れない場所だからこそ許可証が必要なわけで、警備員からしたら許可証が無いイコール不審者だと認定しますよね。
だからこそ理由はどうであれ、施設の敷地内に入って作業するなら受付で入館の手続きをしなければなりません。
それがたとえ敷地の外の端の方の作業であってもです。
そもそも入館の手続きには一般の人が立ち入れない様な場所を通る為の許可証、という意味だけでなくこの施設に仕事で訪問した人の管理簿でもあります。
災害時などにその施設内に滞在している人を管理する為のものでもあるのでそういう意味では重要なものです。
受付時に警備員の一存で判断してはいけない、という結果であった問題でした。