警備員はなぜ食堂へ食事へ行かないのか

今まで勤務してきた現場には食堂が必ずありました。警備員の不規則な待機時間でも食堂は営業していましたが、実はそのどこの現場でもほとんど利用していませんでした。金額やおいしさ、メニューの種類など理由は色々ありますが、誰もが一番気にしていたのはやはり・・。

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施設警備の勤務地にある食堂

施設警備員として勤務しているどこの現場でも、食堂というものがあると思います。

そこで勤務する従業員はもちろん、場所によっては工事業者の様な臨時的な入館をしている業者や中には一般の人でさえ利用できる所もあります。

 

私が今まで見てきた食堂は、世の中にある施設内の食堂と比較した時同じかどう変わりませんが、あまり安いという認識ではありませんでした。

食堂というと安いイメージが一番に来るはずなのですが、配属した先の食堂に恵まれなかったのかまあまあする金額でした。

 

施設内に配達弁当の業者も入っていたので、そちらの方が断然安く副菜も豊富で私はずっと配達弁当です。

今の現場でも食堂はありますが、金額とおかずの種類の多さを比べるとどうしても食堂へ行こうとは思いません。

 

他の隊員さんは食堂を利用する人も居ますが、実は現場によって食堂の利用を警備員ですら避ける理由があるのです。

毎日夜中に厨房を巡回すると

警備員はそこの現場で夜中に細密巡回をする場合は殆どです。

見回るエリアに多少の違いがあるかもしれませんが、飲食店の厨房はガスの元栓フライヤーの後始末など、使用者の不始末で火災が発生する可能性のあるエリアです。

 

この火災を防ぐために常駐している警備員が夜中に火気点検などをしに厨房へ入る事があります。

まあ、施設警備員の経験者ならご存じの方も多いと思いますが、夜中の厨房内は虫嫌いの方には入りたくない場所の一つでもありますね。

 

そう、夜中の厨房内は清掃をおろそかにしている店舗によってはゴキブリが大発生しているのです。

これは虫嫌いでない人でも厨房へ入る事を躊躇するかもしれません。

不衛生な厨房の程度にもよりますが、本来清潔にしていないといけない厨房内、意外と細かな所まで清掃していない場合もあるようです。

 

目に付く場所は掃除で来ていても、ゴキブリにとっては床の手の届かない奥の方にある残飯や、片づけ忘れた食材などに集まります。

警備員が夜中に細密巡回で厨房へ入ると、昼間はキレイでゴキブリの出ない様な厨房だとしても何匹もウロウロしているのを見かけます。

 

そんな状態のお店を見てしまうと、いくら昼間はキレイだとしてもご飯を食べに行こうとは思わなくなってしまう様です。

このお店がどこの厨房かとは言いませんが、お客様や従業員は夜中の厨房内を見る事は無いので、こういった惨状に気づきません。

 

だからと云ってそういったお店で何かしらの食中毒が発生しているかと云えばそうでもないので、食品にそこまで酷い影響は与えていないのかもしれませんね。

警備員の多くはその状態を見てしまっているので、クライアントへ報告したり、それでも効果の無い食堂へは食事に行かないようになるようです。

気にしない人は問題なし

しかし、この有様を見てもなおその食堂へ食事に行く警備員さんもいます。

多くの人が利用しているのに今日まで何の影響もないので大丈夫だろう、とご飯を食べに行くようです。

 

まあ、昼間にはほとんど見かけないのでそれほど虫嫌いでなければ平気なのかもしれません。

あとは、そこの食堂よりももっと酷い厨房などを見た事があると

 

「これ位なら大丈夫、大丈夫」

 

といった感じである意味感覚がマヒしているのかもしれませんね。

今までで見て来た勤務地で、一番厨房内が不衛生な食堂ではそこで勤務する警備員全員が食堂利用をしていませんでした。

建物も古ければ、食堂を管理している企業も衛生面に無頓着、もちろんそんな厨房の夜中は・・

誰もがその現状を見れば、昼間でさえ食事へ行こうとは思わないでしょう。

 

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