警備員が警備室でスポーツ新聞を読む・・こういった光景は最近の警備室ではあまり見られない光景なのでしょうか。一昔前は競馬新聞を見ながらラジオ絵を聞きながら出入管理をする・・今では考えられない光景ですよね。ウチの現場では今でもスポーツ新聞を見ながら出入管理をしている化石の様な警備員がいるとかいないとか・・。
出入管理時に新聞なんて読んではいけません
施設警備員が出入管理をする時、新聞を読みながら受付をする光景は、数十年前であったら当たり前な事だったかもしれません。
商業施設の出入管理でそれをやったら即退場になりそうですが・・。
今ここの現場では出入管理はそれほど忙しくはありません。
人が全然来ないような時間帯もあり、ただじっと前を見て座哨しているのも苦痛です。
その為、公認はしていませんが夢中にならない程度で「何か」をするのを黙認しています。
余りにも目立つ場合は注意していますが・・。
そんな中、ある年配の警備員さんはスポーツ新聞を好んで読んでいるようです。
実際に見た事が無いので、聞いた範囲での話ですが座哨して出入管理をしている時に、机に堂々と新聞を広げて見ていると聞きました。
高齢者と新聞、と聞いて警備員としては王道だなと思いました。
数十年前の警備員そのものです。
さすがに赤鉛筆までは耳にさしていませんが、昔ながらの警備員らしい組み合わせですね。
一応、出入管理中はやってはいけない事なので来客から見えないようにしなければいけないのですが、聞いた限りではおそらく丸見えでしょう。
本人が新聞を広げているさまを、お客様が見たらどう思うかなんてあの年齢の人たちには考えも及ばないのでしょうか。
今時いい加減な仕事をすればすぐクレームになる
今どきの警備員は、社会からはとても低い地位の職業だと認識されています。
そんな警備員は何か失態でもすれば、即周りから叩かれて会社がつぶれるか、その警備員はクビになります。
それはここの現場でも同じで、万が一仕事をサボっている様に見える事をしていたらクレームが入って会社に迷惑をかける事になるでしょう。
比較的若い世代の警備員はその事を十分承知していて、座哨中に何かをするにも、十分周りに気をつけてさりげなくしています。
しかし、年金を貰っている様な世代の警備員さんたちは、若い世代の人間から見るとスキがあり過ぎます。
気をつけているのかどうか分かりませんが
「いや、それお客様から丸わかりだし、それに夢中になり過ぎて前見てないし・・」
という有様です。
机に置いた本を見る事に夢中になって、警備室の前を通ったお客様に気づいていなかったり、机の上に堂々と置かれた新聞は来客で受付に来たお客様に丸見えであったり、と油断し過ぎらしいです。
よくそれで今までクレームが入らなかったな、と思うほどです。
いや来客の方も、もしかしたら
「お年寄りの警備員は、本来まともに仕事しないもの」
という認識でいたりして・・。
ある意味、うらやましいとすら思える誤解ですね。
どうせおじいちゃんだから、そんな程度の仕事しか出来ない・・と云う認識は当人のレベルを低く見ているので、本人にとっては小ばかにされているも同然です。
しかし、勤務態度をその程度に見てくれている分、サボっていても許されるというお墨付きでもあるのです。
若い警備員はテレビも新聞も見ない
若い世代に警備員も、人が少ない時間帯の出入管理は何か他の事をしているようです。
一応、あくまで許可していない事なので、ここではみな「しているだろう」と表現しています。
その何か他の事をするにも、若い世代の警備員と高齢者の警備員では内容が異なります。
先ほども話したように、年配の警備員は新聞を見たり、テレビを見たりしています。
しかし、若い世代の警備員はそのどちらも見ません。
これははっきり分かれていますね。
今どき、新聞を読んでいる若い世代の警備員はいません。
待機時間中にテレビを見ている若い警備員はとても少ないです。
しかし、ほとんどの高齢の警備員さんは、待機時間中に必ずテレビを付けます。
これは今まで隊員さんたちを見て来て、ほぼ当てはまりますね。
若い警備員はみな、スマホかタブレットを使用して時間をつぶしています。
他の現場の警備員さんも似た様な傾向にあるのでしょうか。
テレビも新聞も衰退が激しくなりつつある今、それを必要とする利用者もまた減りつつある状況です。