警備員は同じ日に同じ職場で働く同僚と交代で休憩をとっています。仕事柄、みんな一斉に同じ時間に休憩をとる事が出来ないので、時間ごとに交代で待機時間に入るのです。この仕組みはどこの警備会社でも同じですが、どこの現場でも待機時間の交代に関する事でいくつかのトラブルというか問題が発生していました。
警備員の待機時間
警備員は業務中に同僚と交代で待機時間を利用しています。
どこの警備会社の現場でも
「休憩は交代で行う」
というものが常識です。
というのも、警備員は食事などの休憩時間を、同僚と同じ時間に一斉にとる事はありません。
警備員が同じ時間に休憩に入ってしまうと、その時間帯だけ施設内に受付や巡回している警備員が居なくなってしまうからです。
その為、施設内に警備員が必ず業務を行っている様にするには、交代で休憩をする事になるのです。
人数の多い現場の場合は、同僚と同じ時間に待機に入る事もあるかもしれませんが、大抵の現場では、待機に入る警備員は一人である場合が多いと思います。
待機時間の交代時のトラブル
今まで色々な現場を経験してきましたが、警備員の待機時間について小さな事から大きな問題まで必ず発生していました。
警備員同士が待機時間に関してトラブルを起したり、不満を持っている人がいるのです。
食事の待機の場合、交代した時間と休憩を終えて業務に戻る時間が遅いだとか、早く交代してあげたのに、自分の時には早く代わってくれなかったなど様々です。
こういったトラブルを回避するために、私の現場では5分前行動を徹底させていますが、それでもその時間を守れない警備員は少なからずいます。
ついうっかりスマホのアラームを掛け忘れて寝過ごしてしまったり、スマホゲームに夢中になり過ぎて時間を超過してしまったなど理由は色々ありました。
こういった出来事で時間通りに交代を過ぎてしまう、というのはどこの現場でも必ず発生し、それが原因で警備員同士の仲が険悪になる事も多々ありました。
どこの現場でも解決は難しい
交代時間を忘れたり超過した場合、次の待機を待っていた人にとっては大問題です。
本来自分が休めたはずの時間が、その警備員のうっかりのせいで短くなってしまうからです。
警備業務は契約で時間に沿った行動をしています。
待機時間は契約の時間と別になっている事が多いので、警備員に与えられた待機時間内で誰がどのくらい待機時間を消費したとしても、それは警備員同士の問題です。
その時、待機時間に2時間与えられていたとして、1時間ずつで交代する時に片方が1時間10分使ったのであれば、もう片方は50分しか待機時間が無くなってしまいます。
たとえ、足りなくなった10分を労働時間として申請できたとしても、待機時間は1時間欲しい、という警備員さんは多いと思います。
この様なやり取りがどこの現場でも良く発生し、時間通りに交代しなかった警備員さんと、待機時間が短くなった警備員さんとで揉め事が起きたりするのです。
まあ、これは時間を超過した警備員さんに非があるのですが、時間を守れない警備員さんは、何度指導してもまたいつか忘れた頃に同じ様な事をやらかします。
社会人として「時間を守る」というのは警備業でも同じ事です。