警備員は色々な人がいます。そんな中に「この人相当病んでいそうだけど」という様な人も居ます。余程診断をパスしているのでしょうが、入社時に本当に医師の診断をパスしているのか疑問に思う人も。会社に聞いてもろくな返事が返ってこないでしょうし、本人に聞く訳にもいかないし。
警備員になるのに制限はある
警備員になる為には条件がありますが、その中に心身に異常の無い者という項目があります。
一応、医師の診断の元、OKが出た者は警備員になる事が出来ますが、一緒に仕事をしていて
「この人、相当人づきあいが悪くいつもぶつぶつ独り言いっているけど大丈夫」
という話を隊員さんから聞く事があります。
隊員さんから言われなくても、誰もがそう思える状況に遭遇していると思われます。
私もそう思っていましたから。
しかし、これを会社に聞いても「はい、その人は問題ありませんよ」という返事しか返ってこないだろうな。
会社に聞けないからと言って、本人に心身の異常を聞く訳にもいかないし・・。
その隊員さんは仕事をする分には何も問題は無いのですが、人とのコミュニケーションを取る際に、若干違和感があり勤務中もぶつぶつ独り言を言っています。
あまり人と交流するのが上手くなく、仕事の事でアドバイスをされると強い拒否反応を示します。
余りに酷いようだと仕事にならないので、ここでは勤務できないかもしれません。
心身の障害と一言で言っても
心身の障害と云っても明確なラインがあるわけではないので、とてもデリケートな問題だと思います。
ハッキリしているのは「医師の診断で仕事が出来るかどうか」の判断でしかありません。
まあ、医師がOKと言っているので問題ないかと思いますが、それでも勤務中に意思の疎通が出来ない事があると
「本当にちゃんと診断したの」
と疑いたくもなってしまいます。
本人は働きたい、という気持ちもあるので最大限それは尊重しますが、周りに迷惑を掛けてしまう事が多いようでは、他の隊員さん達がどう接してよいか困ってしまいます。
以前はうつ病で通院していた警備員さんが居た事がありましたが、業務に支障が出る事が多く、仕事の面で失敗が目立つようになり、最後にはクライアントから警備会社にそれとなく話が行き現場から外されました。
もともと商業施設という激務な現場であったので無理もありません。
彼はもう少し勤務の楽な所へ異動しました。
そもそもそういった人を、キツイ現場へ配属させた警備会社にも問題がありますよね。
警備員の中にも疑わしい人
心身の以上のある人が警備員になるには、警備業法がある限り普通の会社へ入社するよりもハードルが高いと思います。
普通の会社では、心身に異常があっても雇うかどうかは、その会社次第ですが警備業界では法律で入社する事が出来ないので厳しいと思います。
しかし、その警備業界が人手不足なので警備会社側も審査が甘い可能性もあります。
コミニュケーション能力が若干悪い、というだけで心身に異常がある訳ではありません。
しかし、警備業界にはコミュニケーション能力に欠けた人が他の業界よりも多い気がします。
よその会社でつま弾きにされた人が警備業界に流れ着いているのでは、という印象を受けます。
警備員同士のケンカやいざこざなど、大抵普通の人とは違う隊員同士で起こるものです。
周りの警備員さんでよく問題を起こす人や、コミニュケーションが上手く取れていない人などは、そういった心に問題のある人かもしれません。
普通の人とは多少違った人かもしれませんが、彼らなりに一生懸命働いています。
同じ付き合い方が出来ないかもしれませんが、彼らのペースに合わせた付き合い方、仕事の配分を考えてあげましょう。