施設警備の方なら、誰でも悩んだ事があるであろう電源問題。各種電子機器類を充電しなければ使用出来ないので、コンセントが近くに無いか探してしまいます。しかし、クライアントのコンセントを無断で使用する事は厳密にいうと犯罪です。大方目を瞑ってくれる所もあるでしょうが、使い方にもよります。
業務として必要な電子機器類の充電
施設警備の勤務をする時、充電が必要な備品があります。
業務で使用する充電式の懐中電灯。
無線機の子機。
現場ごとでまた違った電子機器類を使用していると思います。
現場の数だけ種類が増えると思ってよいでしょう。
それだけ多くの電気を必要とするものを、業務で使用しているのです。
これらは契約をする時点で会社とクライアントで協議しているはずなので、施設内にあるコンセントから充電しても問題にはなりません。
業務で必要とされている電子機器類に関しては、主に防災センター内にあるコンセントを使用しているので、ほかの従業員の目に留まり変な誤解を生むような事もないでしょう。
個人所有の電子機器類の充電は危険
そして問題になるのは、個人で使用している業務とは無縁の電子機器類の充電です。
主に個人のスマートフォンの充電。
携帯ゲーム機の充電。
業務以外での使用のノートパソコンなど。
これらは業務には必要の無いモノで、そのほとんどが待機時間や仮眠時に使用されています。
待機時間中にバッテリーを消費した為に、次の待機時間に使うために充電を必要とするのでコンセントを使用します。
これは現場によってはNGな行為に当たります。
一応過去の現場ではそれほどお咎めもありませんでしたが、目立つような場所では充電していません。
休憩室や仮眠室では、警備員以外の人間が入る事は無いので、その室内にあるコンセントから充電したりします。
それでももし、クライアントと警備会社で個人使用を禁止されているのであれば、たとえ見えない場所であっても使用は止めましょう。
万が一、禁止されているのに見つかった場合電気泥棒となってしまうかもしれませんよ。
コンセント使用は場所を考えて
多くの施設の現場が、個人の電子機器類の充電に関してグレーな状態だと思います。
恐らく正面から「個人のスマホを業務中充電して良いですか」と聞いたら、あまり良い返事がもらえないかもしれません。
「それは業務に必要ですか」
と聞かれるのではないでしょうか。
仕事に関係ないのに施設の電気を使うのは、クライアント側にとっては何一つよい事はありませんからね。
となるとやはり、不必要な電気の使用は控えるのが一番だと思います。
それでも施設側が寛大で「周りから見えない所なら」という様な返事がもらえる幸運なクライアントの施設であるなら、有り難く充電させていただきましょう。
しかし、いくら良いからと言って他の従業員に見えるような場所での充電は厳禁です。
先ほども話したように、ほかの人には「警備員が勝手に個人の電子機器類を充電している」と騒ぎになるかもしれません。
せっかく善意で使用許可が出たのに、騒ぎになって結果ダメになるかもしれませんからね。
業務用であれば、充電が見つかっても別に騒ぎになりませんが、個人所有の電子機器類の場合は充電をする場所に気を遣うようにしましょう。