警備員の中にはポンコツな人も少なからずいます。今までの現場にも必ず一人以上は居ました。そんなポンコツな警備員さんの一人に、引継ぎ時の伝達や申し送り帳への記載が絶望的に上手く出来ない人がおり、毎回説明を受けたり文章を読んでもどうにも理解できない人がいます。自分では理解できていても、相手に伝わるような説明が出来ないような印象です。頭の中で文法を組み立てて話すという誰でも普通にやっている能力が、どうやら他の人よりも劣っている様です。
相手に伝わらなければ意味がない
ポンコツな警備員さんというのはどこにでもいるかと思います。
色々なポンコツ警備員さんがいますが、今回は引継ぎ時に相手に内容を上手く伝えられなかったり、申し送り帳へ記載しても文章が理解できない書き方をする人です。
警備員として勤務していると、配置の交代時にそれまでの時間で異常が無いか、また交代後も引き続き把握しておくべき出来事が無いか、という引継ぎがあります。
何も無ければ「異常なし」で直ぐ交代ですが、今回のポンコツ警備員さんはこの引継ぎが絶望的にダメな人です。
多くの警備員さんから彼に対する苦情が寄せられます。
その都度ほかの隊員さんも彼に対して指導していただいていますが、元からの性格なのでなかなか直る事はありません。
また70歳近い高齢でもあるので、若干認知機能の低下の疑いもあり、それほど強く言えない状況でもあります。
そんなポンコツ警備員さんと呼ばれる人の引継ぎが、口頭での説明や申し送り帳などの記載で、他の警備員さんに上手く伝達できていないのは問題です。
頭の中で物事を整理して説明できない
彼の説明を聞いていると、自分が理解できていないから相手にも上手く伝えられないのかと思います。
そもそも情報の理解がまずできておらず、よくよく確認してみると間違って理解しそれも断片的な把握していないので、交代する警備員さんにも上手く伝えられていない、という状況でした。
しかも、その説明が断片的なまま話すので、聞いている人は理解できるはずもありません。
再度問いただしてもそれ以上詳しく説明も出来ないので、もう一度情報を確認するしかなくなるのです。
まあ、完全な二度手間ですね。
申し送り帳も書いてくれるのは有り難いのですが、それを読んでも理解しがたい文法になっており、結局書いた本人に聞く必要が出てきます。
しかし、口頭で説明を受けても断片的な説明しかできず・・結局同じ事です。
彼を見ていると、よく今まで人生やって来れたな、と思うほどです。
あれだけいい加減なやり取りをしてきては、普通の会社では絶対に務まらないでしょう。
一人で勤務させていて不安になる
これだけ他の隊員さんたちに迷惑を掛けているので、来訪されたお客様に対しては大丈夫なのだろうか、と思うのも当然の事です。
受付時に相手から何か聞かれたり、クライアントの従業員から業務の伝達などを受ける事もある時に、本当に理解しているのか、上手く説明できているのか・・。
施設警備員の出入管理業務は基本的に一人です。
他の人は巡回や待機に入っていたりと、近くに同僚は居ません。
幸い今の所、彼に対するクレームは入って来ていないので安心ですが、いつクレームが入ってもおかしくない状況です。
本人なりに頑張って仕事をしている様ですが、いくら頑張っても周りの警備員さんと同じレベルの仕事は出来ていませんし、もしお客様から重大なクレームが発生したら、それが原因でクライアントから出入り禁止を言い渡されても仕方ありません。
彼の性格からしてもしかしたら、施設警備の様な仕事は「向いていない仕事」で無理をしている可能性もあり得ます。
だからと言って、問題も起していないのにそれだけで外す事も出来ず、だからと言って伝達が不十分なままで良いよ、ともいえないのが難しい所ですね。