施設警備員は日中に施設内の巡回をする現場もあります。中には日中は巡回無しで夜間のみ、という事路もあると思いますが、人の往来のある日中に巡回している現場では時に、お客様から分からない事があった場合、声を掛けられたりします。施設の規模や形態などでも違いがありますが、どのくらいの頻度で声を掛けられるのでしょうか。
日中の巡回と夜間の巡回の違い
施設警備員はその施設に勤務していると、巡回という業務があります。
中には巡回をしない施設警備員さんもいるかと思いますが、多くの現場では巡回業務はあると思って良いでしょう。
その巡回ですが、昼間に行う巡回と夜間に行う巡回があり、内容もやや異なります。
まあ、施設によっては昼も夜間も全く同じ内容の巡回をしている所もあるかもしれませんが、大型商業施設に関して言えば、昼間と夜間の巡回は大きく違うと言って良いでしょう。
昼間の巡回は、営業時間中のお客様が行き来している店内を見回る巡回をし、多くの人が警備員を目にする事になります。
その時に、施設の利用に関して分からない事などがあれば、近くを歩いていた警備員に声を掛ける事となるのです。
そして夜間の巡回時は、施設の営業時間も終了し、館内にはお客様は一人もいない状態となります。
警備員は誰も居なくなった館内を一人で歩き、設備に関する異常などを見て回ります。
店内巡回時に声を掛けられる内容
昼間や夜間などの巡回は、配属先の施設によって内容は全く異なります。
巡回へ行く時間や1日に行う巡回の回数など、同じ現場は無いと思って良いでしょう。
そんな巡回ですが、昼間に行う店内巡回時にお客様と同じエリアを歩く時、声を掛けられる事があります。
利用客の中に、制服を着た警備員が歩いていると非常に目立ちます。
まあ、業務として目立つのは職業としては当たり前な事なのですが、警備員になって慣れていないと驚く事があるでしょう。
それは
「通り過ぎる人はほぼこちらと目線が合う」
という事です。
格好が目立つので、通り過ぎる人はほぼこちらを見ています。
警備員側としても、館内に異常が無いか、不審者や困っている人がいないかなどと、お客様を見て歩く事もあるのですれ違う人を見るのですが
すれ違うお客様は、警備員が珍しいのか殆どの人と目が合います。
そんな時、お客様の方から声を掛けられる事があるのですが、その内容も様々です。
・トイレの場所はどこですか
・〇〇のお店はどこですか
・インフォメーションはどこですか
・子供が迷子、自分の車が探せない
・館内が暑い、もしくは寒い
挙げたらキリがないほどです。
これらの問い合わせを、館内を巡回している警備員を見つけて申し出をされるのです。
施設によって問い合わせの内容はその施設に適したものになるので、今紹介した内容は、商業施設で勤務しているとお客様からの問い合わせの多いものを列挙しました。
特に商業施設勤務の時は、店内巡回中に多くのお客様とすれ違う機会があり、その分声を掛けられる頻度も多くなります。
施設によって頻度は変わる
今まで経験してきた施設警備の現場の中で、大型商業施設が一番声を掛けられる頻度が多かったです。
やはり利用客の数がどこの施設よりも多いので、その分施設の事で聞きたい事がるのに、と思われるお客様も多くなります。
その分、施設が変わると昼間に巡回をしない現場もあるので、館内を見回らないので声を掛けられる事もありません。
その場合は出入管理の受付場にいるので、何か疑問に思ったお客様は、受付場にいる警備員に声を掛ける事になります。
そこから更にヒマな現場ともなると、受付場にすらほとんど人が来なくなるので「声をかけらる」という機会すらなくなります。
そういう意味では、声を掛けられる機会の少ない現場では、警備員として人の対応経験が少なくなるので、あまり良い事ではありませんね。
施設警備員は人の対応が多い仕事です。
人とのコミュニケーションを多く経験しておかないと、いざという時に慌てる事にもなります。
施設が大きいからといって、来客も多いとは限らず、人とのコミュニケーションを多くとりたいと思っているのであれば、商業施設の勤務はおすすめできる現場だと思います。