ウチの隊の半数は喫煙者です。
その喫煙者の一人がこの間の台風の時、休憩時間に雨風の強い中、外の喫煙所までタバコを吸いに行っていました。(警備室内は禁煙です)
私も以前は喫煙者であったので気持ちはわからないでもないのですが・・。
近年は健康への影響や増税などにより、年々喫煙者の人口は減少傾向にあると言われてます。
ですが、この小さな現場で半数はまだ喫煙しているという数字は多い方なのではないでしょうか。
警備業界全体を見ても、喫煙人口の多い年配者が、退職してからもまだまだ現役で大勢頑張って働いているのでよその業種と比べてもタバコを吸う人は多いと思います。
そんな喫煙者の隊員が暴風雨の中、1本のタバコの為に外に出ていく様子を見て
1,2時間我慢すれば台風も通り過ぎて安全な中、ゆっくりタバコも吸えるのに・・
と思いました。自分も10数年前までは一日一箱は吸っていたので喫煙者のタバコを吸いたいという気持ちはわかります。
しかし、真夏で外気温がものすごい事になっている時や、真冬で雪が降る中、台風で外が大変になっている様な時まで外に出てタバコを吸おうとは思っていなかったと思います。
もともと自分が面倒くさがりな面もあったので、そんな環境下では吸いたくても出ていかなかったでしょう。
その隊員は喫煙歴が恐らく50年以上の年配の隊員なので、そんな環境下くらいでは喫煙の衝動は抑えられないのかもしれません。
もはやタバコが吸えない、イコール息が出来ない位の問題なのかもしれません。
私の実父もその隊員と同じ位の年齢ですが、今でも喫煙者です。多分今回の台風の中でもこの隊員と同じように外に吸いに行っていたでしょう。(実家は室内禁煙の為)
ウチの喫煙者の隊員たちには日頃から
「タバコをやめればその分のお小遣いが増えるから禁煙しましょう」
と冗談交じりによく話していますが、私は半分本気で言っています。
ひと昔前に比べてタバコの値段って随分上がりましたよね。
最近もまた上がったような話を喫煙者の隊員たちから聞きますが、20年位前から比べたら倍くらいにはなっているでしょうか。
もし、タバコを止められたらその分おいしいものが食べられるとか、巡回後の小休止のドリンクを買うお金に回せるなど有効に活用できるだろうにと思います。
体を使う仕事なので、タバコを吸うとその分肺活量にも影響がでます。
もし緊急時に走って対応しなければならなくなった時に、喫煙者と非喫煙者では明らかに持久力に違いが出る事でしょう。
特に年配者の喫煙者は体の面を考慮しても心配です。
吸ってきた年数が長いだけに肺の機能もだいぶやられているでしょうし、これから先、少しでも本数を減らせられるならそれに越したことはないです。
値上げ時が辞め時になる良い機会なので、一度考えてみてはいかがでしょうか。