先日のマスク未着用の従業員さんを横目に私はマスクを着用していました。最近は気温もだいぶ上がり、先日の天候不良もありマスクを着用しての細密巡回はそれは息苦しかったです。天候次第ではマスクがありがたい日もありますが、楽な日と苦しい日何か良い工夫は無いものでしょうか。
マスクが苦しい日は気温と湿度が高い日
24時間勤務で下番するまでマスクをつけるという生活を始めて1年が過ぎようとしています。
自分自身、マスクをつけて生活するという時間は今まで病気などをしてマスクをつけていた時間よりもはるかに長い時間過ごしていると思います。
今までは冬の時期に風邪予防などと言ってマスクをつけている人の気が知れない、という思いでしたが、まさか自分が夏の時期でも冬の時期でも1年じゅう身に着ける事になるとは・・。
そのマスクですが、夏にマスクをつけるのが苦痛なのは体感しましたが、今の冬の時期でも「あって良かった」と思う日と「なんて息苦しい」と思う日があります。
冬の時期は、気温が低く風の強い日などはマスクがあるととても快適です。
冷たい風を防ぐ事が出来るのはもちろん、寒い日などは顔周り特に鼻周辺が温かいのは助かります。
そんな冬に暖かいマスクですが、つらい日もあります。
普段警備員として細密巡回などをしている時、ひたすら建物内を歩き回っているので意外とマスクは邪魔になります。
歩くだけなのでそれほど邪魔ではないのでは・・と思うかもしれませんが、周りに気を使いながら歩いたり、場所によっては腰をかがめたりする動作が多くなると息が切れてきます。
そんな時にマスクは邪魔でしかなく、呼吸するのも一苦労です。
私は比較的若い年齢ですが、70歳前後の隊員さんはどう思っているのだろう・・と考えます。
さらに、真冬でも気温が高い日や、湿度の高めの日などはマスクが邪魔になります。
まあ、警備員は人のいない時間帯に建物内の細密巡回をするので、マスクをずっとかけていなくても良いのでは?というのが私の個人的な思いです。
ひと気のない夜中の巡回はあごマスクでも良い
施設警備員として細密巡回をしている時、周りにほとんど人はいません。
先日の様にまれに残留者が多い時間帯ですと、従業員とも結構すれ違うのですが、巡回路全てにおいて残留者が居るわけでもなく、現場に精通してくれば人がいないエリアを把握し、その間だけマスクを外す事も出来ます。
今ここの現場では、みなそういった人が少ないエリアを把握しているはずなので、その間だけマスクは外してもよい・・という事になっています。
完全にマスクを外してしまうと万が一、従業員とばったり出くわした時にマスクを身に着ける事が出来ないので、せいぜい顎までマスクを下げて呼吸ができるような状態にする、というスタイルになります。
実際、私が細密巡回をしている時は人が少ない場所ではマスクを顎まで下げています。
ただ、普通に歩くだけではないのですから口と鼻をふさぐような格好でみんな苦しくないのかな・・と思うほどです。
外周巡回の時も同様に、顎まで下げてよい事になっていますが、こちらは時間帯と周りに人が居る事が多いので、なかなか下げる事は出来ないようですが・・。
この様に警備員だからこそ、指摘されないように気を使わないと後で面倒な事になりますからね。
警備員は見られているので特に注意が必要
警備員は制服を着ていて目立つから下手な事は出来ない。
しかも、そこの現場では一番立場が下になるのでクレームも入りやすいのです。
もし、巡回中に警備員がマスクをつけていない所を目撃されたら間違いなくクレームが入るでしょう。
これは商業施設だけでなく、病院、学校どこでも同じだと思います。
警備員そのものが社会的地位が低いので、世間から叩かれやすいのです。
こればかりはどうにも出来ないので、せめてクレームを入れられない様に気を付ける必要があります。
今世の中が誰かをたたく風潮が蔓延しています。
そういった意味では警備員は叩きやすい格好の餌食です。
自分が勤務している職場、業務の有り方などをもう一度よく見て、叩かれる要因になっていないか確認してみてはいかがでしょうか。