どこの現場にもいると思われる真面目な警備員と不真面目な警備員。言葉だけ見るとどちらが良いか一目瞭然ですが、何を基準に真面目と呼ぶのか、今回そんな出来事がこの現場でありました。
真面目と不真面目とは何を指すのか
真面目な警備員と不真面目な警備員この二つの大きな違いは、仕事に対する誠実さです。
出入管理をよそ事しながら行ったり、巡回をショートカットして正しく回ってこない・・様な事などです。
普段、仕事に関した話をする分にはいかにも真面目そうな話は出来ますが、人が見ていない様な状況下ではいい加減な仕事をしている警備員を不真面目な警備員としています。
傍から見ると真面目な警備員に見えますが、気づかないと実は不真面目な警備員であった・・というとんでもない警備員です。
真面目な警備員は言葉通り、教えられた業務をその通りこなし自分勝手な行動をとらない警備員を指しています。
人が見ていなくても、誤魔化す事なくたとえ面倒な事であっても愚直に遂行します。
真面目だが仕事が出来ない
今回この現場で2人の警備員が私の目につきました。
独りは真面目な警備員です。
この真面目な警備員さんは、仕事を誤魔化す事なく言われた通りの事をちゃんと出来る人です。
社会人としては言われた事しか出来ない人は「指示待ち人間」などと言われ、やや敬遠されがちなタイプかもしれません。
しかし警備業務としてはその方が重要であったりします。
というのも警備員は勝手な判断で仕事をされては困るのです。
良く知りもしないのに気を利かせたつもりでやった事が、後で大問題になる事が多いのです。
何かあったらまずはその日の警備員の責任者に報告して指示を仰ぐ・・
要するに自分で責任を負わない様に責任者に仕事を投げてしまうのです。
言葉が悪いかもしれませんが、これが正解なのです。
警備員は勝手な行動はせず、いつもと違う現象があった時は必ず報告する事が必要であり、それが出来る警備員が良い警備員とされています。
不真面目だが仕事が出来る
そして不真面目な警備員とは、先ほどの真面目な警備員の逆な行動を取る警備員です。
何かあった時に自分で判断して、勝手な行動を取る・・
出入管理で自分のよそ事に夢中になり、受付に来た人にも気が付かない・・
更に、巡回ルートを自分の都合の良いように回ったりもっと酷いと巡回に行ったフリをして実は行っていなかったり・・
それを隠れてしているのです。
さすがに見つかればその現場を外される事でしょう。
そんな二人の警備員を見て、現場としてどちらの警備員が必要とされているでしょうか。
答えは簡単です。
いくら資格を持っていてもいい加減な仕事をするような警備員は居りません。
現場の警備員にも迷惑が掛かりますし、ひいては警備会社にも迷惑をかけています。
クライアントから「おたくの警備会社はあんな人間を置いているような会社なのですね?」と言われてしまいます。
現場の仲間で、いい加減な仕事をしている警備員は居ませんか?
自分はまじめに仕事をしていても、一人の人間が不真面目に仕事をしていたら結局、自分自身も不真面目だと見られてしまうのです。
見かけたら注意、指導できるようにしないと自分の職場が無くなってしまいます。