夜間工事でも警備員の立ち合いが必要ない

ここの現場で夜間の工事が有りました。しかし臨時警備でもないので警備員が立ち会ったりする必要がありません。普通ならあり得ないのですが、この現場ではあり得るのです。以前は私もあり得ない派でしたが、今ではあり得る派になりました。

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臨時警備はおいしい

出入管理をしていたら、夕方の時間帯に工事業者の車が何台も入庫してきました。

「こんな時間から工事ですか」

という問いに

「今から朝まで外での夜間工事です」

なぜ警備員が知らないんだ・・と思いつつ受付をしていただき入館しました。

ここでは工事業者に対する臨時警備というものがありません。

もし臨時警備があるならこちらにお知らせが来るでしょうし、出入り口の開錠が伴えば必ず書面で連絡されます。

今回の工事は建物の開錠は無く、警備員も立てないのでクライアントから何の連絡もなかったようです。

普通、外部の人間が夜通し入館するのに警備員に何の連絡も無いのはあり得ませんよね。

臨時警備でない夜間工事

警備員が臨時警備として工事業者の現場に立つのはよくある事です。

しかしここでは、臨時警備として警備員が経つことは無いので夜間であっても仕事はありません。

まあ、建物内に入るような仕事であれば施解錠などの業務はあるでしょうが、開けて終わりです。

後は工事業者が出入り口の管理をする形になるので、警備員としては楽と言えるでしょう。

以前の私がそれを聞いたら

「開けっ放しなんてあり得ない・・」

となるでしょうが、今ではここの現場のやり方にすっかり毒されてしまって

「あり得る・・」

に変わりました。

これは施設の形態にもよるので、同じような事が他所でも出来るかと言えば無理かもしれません。

ここの施設だからできる・・特殊なものかもしれません。

商業施設などでは出入り口を開けっ放しにするなんて事は絶対に出来ませんからね。

ここはそれだけお気楽な現場なのです。

元請け業者が立会者となる

臨時警備に警備員が立ち会わない・・というスタイルで成り立っているこの現場ですが、実は全く誰も立ち会わないわけではないのです。

ここで行う工事のほとんどが元請けの工事業者が責任者となり、元請けが工事立会者として管理しているのです。

クライアントから元請けにそれだけの責任を持たせて、施設の鍵も渡しており、元請けの業者が施解錠をしています。

警備業者としてはなんて楽な管理だろう、と思う事でしょう。

はい、実際工事業者の管理を元請け業者がしてくれるおかげで、我々は余計な甚人を割く事も無く、施解錠もしてくれるので大助かりです。

中には警備員でしか施解錠出来ない出入り口もあるので、そういった時は時間外の施解錠以来として我々警備員に依頼がやってきます。

まあ、それでも警備員として行う業務は出入り口の開け閉めだけですが・・。

この様に、臨時警備として立ち合いの要らない現場も世の中にはあるんです。

 

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