挨拶は社会人の基本です。しかし、世の中には挨拶という最低限な事すらできない人もいます。警備員の中にもこの挨拶が出来ず、更に人との付き合いが上手くない人がいます。今の職場でも業務に入る際、誰にも報告せずに黙って行く者がいますが、これでは仕事に行ったのかそうで無いのか誰にも分かりません。
警備員の挨拶は次の行動の報告の為である
警備員は出入管理の業務をしている時や、巡回中に色々な人に挨拶をします。
これは同僚の警備員に対しても同じように挨拶をするのですが、相勤者に対しては他の人と比べて挨拶の意味が多少異なるのです。
受付に来た来訪者に対して挨拶するのは当然ですが、仲間の警備員にもちゃんと挨拶をしていますか。
同僚だと、朝の「おはようございます」とあいさつを交わした以降、通りがかった時は素通りしてしまいがちですが、業務として行動する時、いわゆる
・これから巡回へ行く時、帰着した時
・待機明けで業務の為に移動する時、移動から戻った時
など、仕事として何らかのアクションをする時、相勤者に報告をしなければなりません。
この報告をせずに黙って移動すると、相勤者は彼が業務に入ったのかそうでないのか知りようがありません。
本人は業務に入るつもりで移動しても、誰にも報告しなければまだ待機中なのか業務に入ったのか何も伝わりませんよね。
相手に聞こえて無ければ挨拶していないのと同じ
警備員は誰でも皆元気な印象がありますか。
中には人づきあいが悪く、更に人見知りな性格の人もいます。
警備業はお客様と会話のやり取りをする事が多く、暗くぼそぼそと話すような態度では、相手に対して悪い印象を与えるだけでなく、むしろクレームが入る事さえあります。
本来そうならない様、面接時にそういった人を避けるようにしているはずなのですが、人手不足ではそうもいっていられない様で、現場にサービス業向きでない人が配属されてきます。
まあ、もともと警備業界の人手不足は昔からなので、そういったサービス業務向きでない人は一定数どこの現場にもいると思います。
そんな人は普段、現場で同僚に挨拶をする時に、聞こえるか聞こえないほどの小さな挨拶しかしません。
かろうじてお辞儀はしているので「あ、今挨拶したんだ」と把握しこちらも挨拶を返すのですが、あれでは同僚以外のお客様にちゃんと挨拶できているのか不安になります。
相手が挨拶されたかどうか聞こえない様な挨拶をして「自分はちゃんと挨拶をした」と言っても相手がとても聞き取れない様な声では「挨拶していないのと同じ」です。
同僚からますます嫌われる
挨拶をしたかどうかわからない様な声で挨拶していては、そのうちまわりから
「あの隊員は面倒だ」
と思われるようになります。
毎日聞き取れたか分からない様な声を、毎回耳を澄まして聞くのは誰でも嫌になりますよね。
それを繰り返すうちに、その隊員さんと挨拶をするのが嫌になります。
過去にはそれで警備員同士が仲が悪くなることもありました。
しかも、挨拶をするならまだ良いのですが、酷い警備員だと挨拶すらしない警備員もいるのです。
先ほどの業務報告をしない警備員なのですが、挨拶をせずに出勤してくる様な警備員もいるのです。
今まで、上番時に挨拶をしない警備員なんていた事が無かったので、彼を始めてみた時はびっくりしました。
世の中にこんな人もいるんだなと感心したものです。
それでも毎回挨拶をしない訳でもなく、する時としない時があるので彼の気分次第なのでしょうか。
この警備員は、もはやどうでも良い警備員なので指導しようとは思っていません。会社にも早めに替わりの隊員をお願いしているので、そのうちこの現場からよその現場へ行く事になると思います。
ですが、人手不足の状態なため募集していても人が入って来ないので、いつになるのか分かりませんが。
警備員はサービス業なので、お客様に対しては元気よく挨拶しなければなりませんが、同僚の警備員に対しても、業務報告として今から何をするのか、どこへ行くのかちゃんと報告できるような警備員であって欲しいですね。