先日、相勤者の隊員さんとの会話中、この施設の従業員の上役の名前の話になった時、顔と名前を知らない・・という事を知りました。半年以上もこの現場に居るのに知らないなんて。口には出しませんでしたが、仕事を覚える気が無いのか、と思いました。
従業員の名前を知らないのは失礼な事
どこの現場でもクライアントがいて警備員が名前を覚えるべき人物がいるはずです。
小規模な現場で1人か2人程度の名前なら覚える事も出来るでしょうが、比較的大規模な現場になると覚えるべき人数も増える事でしょう。
この現場でも、従業員の人数は比較的多く、覚えるべき人も結構いたりします。
ヒマで楽な現場ですが、従業員の人数の多さとはあまり関係がありません。
そんな大勢いる従業員ですが、先日ある隊員さんと会話していた時に、従業員の覚えておいて欲しい人物の名前をほとんど知らない事にビックリしました。
確かに、全員の顔と名前を一緒に覚える事はなかなか難しいです。
事務所にあまり行く事も無く、警備室が事務所とは別になっているこの現場では、下手すると1日も従業員と顔を合わす事なく終わる事も有るからです。
そんな状況でも、半年以上もこの現場に勤務しているのだから、もう少し位は名前を憶えているんだろう、と思っていたらほとんど知らなかったのを知った時は
「今まで何をしていたんだ」
という思いでした。
どれだけ勤務したら名前を覚えるのか
色々な施設警備の現場がある中で、クライアントの名前を覚える、とういう事は勤務するうえで重要な事です。
しかしあまり従業員との接点のない業務をしていると、ここの現場の様に半年たっても従業員の名前をロクに知らない、なんて警備員も出てくるのです。
教えられなければ覚えられないのでしょうか・・
教えられなければ知らなくても良いのでしょうか・・
自分がそこの現場で勤務する時に、名前を知らないと自分が恥をかく、何かあった時の為に名前を知っておきたい・・
と思ったりしませんでしょうか。
そこの仕事に慣れてきた時に「あの従業員さん、何て名前なんだろう」
という疑問から、教えられなくても自分から調べて覚えよう・・という行動に移る人もいるでしょう。
そういった気持ちは個人差があると思いますが、今回この現場で半年経っても重要な従業員の方の名前を憶えていない、という隊員は果たして個人差の範囲と言えるのでしょうか。
業務を覚える姿勢と同じ事
私がこの現場に初めて来た当初は、やはり従業員の顔と名前がわからず苦労しました。
そんな時、いわゆる先輩警備員と呼ばれるこの現場にずっといた警備員は、警備員の基本といわれるような知識もろくにないのに、従業員の顔と名前だけは知っているのです。
まあ、この現場にずっと居たので当たり前と言えばそうですよね。
しかし、その余程警備員らしくない人間よりも知らない事がある、という悔しさから、1日でも早く顔と名前を憶えてやろうと短期間で覚える努力をしました。
今回問題に上がった隊員にそこまで努力しろ、とは言いません。
人の記憶する能力には差があるので、私がした様に短期間で物を覚える事を苦手とする人もいるでしょう。
ですが、職場の人間の顔と名前を覚えるという事は仕事の一つだと思います。
その仕事のうちの一つの、従業員の顔と名前を覚えようと努力しない・・というのは仕事をしない、と同じ事なのではないでしょうか。
教えられないのであれば自分から学ぶ、仕事なので知らなくて良いなんて事はあり得ない。
そういう気持ちがあれば、半年も経っても名前を知らないなんて事にはならないと思うのですが・・。