施設警備員の業務で巡回の時に巡回キーを使用する事があります。しかし、施設警備員と言っても、巡回をする業務のないポストもあり、そのポストの経験しかない警備員さんは、巡回キーなどの鍵を触ったり使用したりする事が無かったりするのです。出入管理の受付業務しかやらず、鍵を携帯しての巡回をしない警備員さんは同じ現場に少なからずいるのです。
施設警備員と巡回キー
施設警備員と聞くと、巡回や出入管理などの業務を思い浮かべると思いますが、その中でも巡回という業務は、巡回キーを携帯して見回る現場も多いと思います。
巡回中にその鍵を使用して各部屋を開け、中の確認をしたり現場によってはエスカレーターやエレベーターの起動や停止などで使用する事もあるでしょう。
施設警備の現場によっては鍵そのものを管理していない様な所もあったり、施設警備員と一言で云っても鍵の扱いに関しては様々だと思われます。
そんな施設警備の今現在勤務している所では、一応巡回キーはあるのですが、この鍵を使用するのは限られたポストの警備員だけで、それ以外のポストの警備員は業務中に鍵を携帯するのはおろか、巡回キーを触る機会すらありません。
鍵を使用しないという事はそれだけで、施設警備員としての経験を積む事が出来ない、ともいえるのです。
鍵を触らない施設警備員
施設警備員でも鍵を一切使用する事のない仕事しかしていないと、いざ鍵を使用する現場へ行った時に困る事もあるでしょう。
鍵を使用して扉の開け閉めや電気設備の起動や停止をする経験が無いと、他の施設警備員さんに比べて知らない事がある、という事になってしまいます。
エスカレータの停止や起動など、警備員とは違う一般の人などは経験する事は無いですが、警備員であれば経験できる現場もあります。
しかし、鍵を使用する事が無ければその警備員は一般の人と変わりがないという事なのです。
折角それらを学べる仕事をしているというのに、それが出来ないのは勿体ない事ですよね。
後、同じ現場であっても日常的に鍵の使用をした事のある警備員さんと、今まで一度も触った事すらない警備員さんとでは、業務に関した話が合わない問題も発生します。
鍵を使用した事のある警備員さんは、その施設に関した知識が多いですが、色々な部屋の見回りをした事のない警備員は、巡回という経験値は蓄積されません。
施設全体の警備員さんが同じように鍵を使用する事が無いのならまだ良いですが、同じ施設内で経験のある警備員さんと経験のない警備員さんが一緒にいると、経験のない警備員さんはちょっとかわいそうですよね。
現場内では支障がある事も
同じ職場で同じ仕事をしない、というのはどこの現場でもある事だと思います。
これはポストによって、業務内容が違うので仕方が無い事なのですが、通常は全てのポストを全員の警備員でローテーションする事が多いのではないでしょうか。
まあ、現場によっては隊長職などの責任者などのポストは、全員が担当できない場合もあるかもしれませんね。
今まで私が経験してきた現場では、やはり隊長ポストの業務は、隊長以外にも限られた警備員さんしか担当できず、その現場にいる警備員さん全員が担当できるわけではありませんでした。
警備隊の中でも、資格を取得していない人もいれば、あるポストを任せるにはちょっと不安がある警備員さんなど、能力や知識や経験などみなバラバラです。
その能力によっては、それほど難しくないポストしか任せられない警備員さんもいるのは仕方の無い事だと思います。
そのせいで、同じ現場の警備員でも経験の違いが生まれてしまうのは仕方の無い事です。
それが嫌なら、自分の担当しているポストで失敗する事無く業務を遂行し、隊長や上司に認められる必要があります。
実際私も過去にその様な努力をして、一般の警備員であった頃に隊長ポストの業務を任せられる側の警備員に認められました。
警備員の業務は、普通の人に取ったらそれほど難しいものではありません。
少しでも多くの事を身に付けたいと思っている方は、1日でも早く認められるようぜひ頑張って欲しいですね。