施設警備員の当直勤務は仮眠時間があります。24時間の勤務なので、休みの時間として睡眠という時間が割り当てられているのですが、普通の人が考える様な睡眠時間とは違います。1日ヘトヘトになって働いてやっと寝られると思っても、疲れが取れるほど熟睡できるわけではなく、その疲れは翌日の明けの日、いわゆる非番の日に昼寝をする事となりせっかくの非番が昼寝でつぶれてしまう事になるのです。
当直勤務の仮眠時間は短い
施設警備員は当直勤務という24時間職場で働く業務があります。
厳密には24時間も働きませんが、職場に24時間居るという事になるので、夜間は仮眠という時間が与えられています。
どこの現場も4~6時間程度の仮眠時間ですが、名前の通り普通の睡眠時間よりも少なくなっています。
そして、警備員として日中働いてヘトヘトになった状態での仮眠時間なので、多くの警備員さんが「あの時間では足りない」と感じていると思います。
24時間の内、だいたい16時間くらいが労働時間となるので、食事の時間が2回あるとして2時間、他休憩時間として1~2時間、そして残りが仮眠時間となるのです。
それが4~6時間の仮眠時間という事になります。
この仮眠時間ですが、とても1日働いた中での「睡眠」として疲れが取れる事は無く、その疲れは翌日へと引き継がれるのです。
非番が昼寝で潰れるほど無駄な事は無い
当直勤務の翌日は殆どの場合「明け日」いわゆる非番の日となります。
丸1日仕事の無い日となる事の日は、自宅でのんびり過ごすも良し、個人的な用事を済ましたりと自由な1日となっています。
そんな自分で好きに出来る1日ですが、前日に短い仮眠時間で疲れが取れていないと、非番の日に影響が出るかもしれません。
まず帰宅途中で睡魔に襲われます。
電車やバスなど公共交通機関を利用している人はまだ良いですが、自家用車や自転車などで帰宅する人は注意が必要です。
ロクに睡眠時間の取れていない仕事明けに、ハンドルを握って自宅まで帰らなければなりません。
ついウトウトして事故でも起こすかもしれないと思うと、非常に危険です。
今現在車通勤ですが、これまでに何度か帰宅途中に睡魔に襲われてコンビニに停めた事がありました。
施設警備の現場で当直勤務で働く人は、少ない仮眠時間で帰宅途中に事故を起こさない様気を付けて欲しいですね。
仮眠時間と業務のキツさ
そんな施設警備の現場ですが、ラクな所もあればキツイ所もあります。
この仕事量の違いによって少ない仮眠時間でも快適に寝られたり、そうでなかったりします。
また、仮眠時間も現場によって4~6時間程度と違いがあるので、6時間以上仮眠時間がある現場はラッキーですね。
過去にも6時間の仮眠時間の有る現場で働いた事がありますが、ラクな仕事でさらに6時間の仮眠時間だったので、あれは当たり現場だったと思います。
そうかと思えば、日中の仕事は激務で仮眠時間は4時間。
しかも仮眠中でも発報する事が度々あり起される・・・
あの現場はハズレ現場といってよいでしょう。
同じ施設警備と言っても、配属先の現場や警備会社によって、警備員の待遇が違います。
会社の外から見るだけでは中々分かりませんが、実際に働いてみて初めて分かる事もあるので、こればかりは入社してみないと分かり難いかと思います。
寝るという事は人間にとって重要な事なので、自分にとって無理の無い働き方が出来る様にしたいですね。


