先日、営業所の偉い人とお話をする機会がありました。弊社では、全国区で有名な某商業施設の物件をいくつか管理させていただいているのですが、あの物件は警備会社にとってあまり良い物件ではないという話を聞きました。
警備会社にとって利益が少ない
今の警備会社に入社する前から、某商業施設での仕事はした事があったのですが、その当時からクライアントの評判は良くありませんでした。
そして今現在の警備会社へ移籍してから、某商業施設は儲けが少ないという話を改めて聞きました。
以前の警備会社の時も、現場の警備員が何か大きな失敗をした時に、契約金が下げられる、という話をまだ下っ端の警備員であった当時に聞いた気がします。
どこまで本当の事なのか分かりませんが、営業所の偉い人が来てクライアントと話をしていたので、あながち間違っていなかったのかもしれません。
もともとこの商業施設は契約金が低い様で、現場の警備員の失敗をネタに契約金をズルズル下げれられては、赤字になってしまうという話も聞きました。
通常、警備会社は商売として警備の仕事をしています。
会社である以上、儲けが出ないのであればそれは経営が失敗しているという事で、赤字になるのであればその商売から手を引くしかありません。
過去にハッキリとした理由は分かりませんが、物件が赤字になるからという理由で、その警備業務の物件から手を引いた事があると聞いた事もあります。
他人の財産や安全を守る、という意志のもと仕事を請け負っていますが、ボランティアではないので、相手に何か特別な義理でもない限りは儲けが出ないのであれば手を引くのは当然のようですね。
クライアントからクレームで呼び出される
そんな儲けがあるからこそ、警備業務を引き受けていられるようですが、その他にも手を引く原因はある様です。
まあ、儲けが出ているのであれば何とか解決策を模索して、契約を継続させると思いますが、某商業施設では
お客様からのクレームが多い現場でもあります。
このクレームは何も来店されるお客様だけではなく、クライアントから警備員に対するクレームも含まれます。
大型商業施設での現場経験があるので良く分かる事ですが、クライアントからのクレームが陰湿な所もあるのです。
来店されるお客様のクレームは何も某商業施設だけでなく、様々な施設警備の現場で日常的にある事だと思いますが、クライアント側のクレームは某商業施設は多い様な印象を受けます。
当時大型商業施設で勤務していた時も、現場の警備員のちょっとした失敗でも営業所へ連絡が行って偉い人が呼び出されてたと思います。
まあ、後で聞いた話ですが、これらは全国すべての某商業施設のクライアントが同じ様にクレームっ早いという訳ではなく、日ごろから警備員とうまく連携も取れてクレームもそれほど上がらない現場もある、という話も聞きました。
私はあまり良い例ではない現場の配属をしたのかもしれませんね。
現場の警備員には良い経験になる
現在の警備会社の偉い人は、今後は余り某商業施設との付き合いは積極的にはしない、とおっしゃっていました。
会社の経営の事になるので、絶対にという訳でもないと思いますがね。
この様に警備会社としては、余り商売上上手く付き合えない様な物件ですが、個人的には現場で働くという事は、施設警備員としては良い所だと思います。
ここでは何度も同じ話をしていますが、大型商業施設は施設警備員としての業務をする事で、資格を取ろうと思った時に非常に役に立つと思います。
資格を取る際の実技試験の項目のいくつかが、日ごろの業務と共通している部分が多く、わざわざ試験勉強をしなくても、施設警備員として毎日出勤し勤務に従事しているだけで、試験対策勉強を行っている様なものです。
私はこのおかげで2級の資格を取れたと思っています。
私以外の人が大型商業施設の勤務をしたからと言って、必ず資格試験に合格するとは言えませんが、何も身に付かないような施設の現場で仕事をしていて、1から施設警備の試験勉強をするよりは役に立つのではないでしょうか。
警備会社にとってあまりおいしくない物件でも、警備員個人としては役に立つのdれあればそれを利用するの良いかもしれませんね。