ここの現場は敷地内の外灯が自動点灯になっています。タイマーで夏季と冬季で時間を設定してそれぞれの時間に自動で付いて自動で消えます。この仕組みは一応警備室内にも書類がありどの場所がどの時間にタイマー設定で点灯するか分かるようになっています。
この書類は誰でも見られるようになっていますが、滅多に使用しない為に忘れてしまったり、うまく活用出来ていなかったりもします。
警備員が活用する機会が多いのは、球切れをした時にその書類を見て設備に報告するくらいです。
どこが何時に電気が付く、というのは警備員でも把握できるはずなのですがどうしてもそこまで目がいかないのが現状です。
私でも夏季と冬季で時間が違う・・・くらいにしか把握していません。
まあ、100個以上ある電灯なので設備担当でさえ、書類が無いと把握できていないと思いますが・・。
今回あった問題は、ある場所の電気が時間になっても点灯しておらず、真っ暗であったのを年配の警備員が見つけました。
こういった所に気が付くのは、やはり長年勤務している年配の警備員が得意です。
いつもと違う状態に敏感に反応できるのはさすがだと思います。
若い隊員や年配の隊員、配属されて間もない隊員や10年以上いる隊員・・。
巡回している時にちょっとした変化に気が付けるというのは、長年やっている警備員の方が有利だと思います。
しかし、すべての警備員が長年やっているから気が付ける訳でもありません。
その辺りはやどうやらその人の性格もあるようで、10年近く勤務していても気が付けない隊員がいるのも事実です。
そうかと思えば、配属されてまだ1か月に満たない隊員がちょっとした変化に気づくこともあるのです。
そういった新人が来てくれると隊長としてはとても助かります。
気が付ける、というのは一概に経験だけではないからです。
配属されて間もない新人さんが色々、気づいて確認の為に聞きに来てくれるような人はその後もずっとその現場で役に立つことが多いです。
しかし今の警備業界、そんな人ばかりがいるわけではないのが悲しいですね・・。