警備員が出入管理の受付場から離れる事は意外とあります。決して良い事ではないのですが、緊急時に仕方なく離れる場合と、無責任な行動によって離れる場合があります。傍から見るとどちらの理由で離れているか分かりませんよね。
受付の場から離れる理由
警備員は施設の出入りを利用するお客様に対して、警備室前などで受付の業務をしています。
関係者以外の人間を入れない為にしているのですが、現場によってはその受付が暇な現場があります。
私が経験してきた現場では出入管理が比較的暇な現場が多いです。
今の現場もそうですが、受付に警備員が居ない時間が多少あっても大丈夫な位人が来ません。
忙しい現場も暇な現場でも同じですが
基本的に受付場は離れていけません
1時間ないしは2時間ほどで交代の警備員さんが来るので、それまでは余程の事が無い限り受付場に居なければならないのです。
しかし、どうしてもその受付の場を離れなければならない時もあります。
例えば、傷病者が居るからと従業員から呼ばれてその場へ行かなければならない時や、災害発生時に人手が足りないからと、現場へ行かなければならない時など、緊急時に行かなければならない時です。
これらはどうしても交代できる人が近くにいない場合は、受付の場を離れていくしかありません。
緊急時に受付を離れるのはなんとなく理解は出来ます。
しかし、もしトイレに行きたかった場合はどうでしょうか。
本人としては緊急事態かもしれません。
今行かないと大変な事になる、でも近くに代わってくれる人もいないし・・
そしてとうとう受付を離れてトイレに行ってしまいます。
この2つのパターンを傍から見た時、どちらがどういった理由で受付の場に警備員が居ないと判断できるでしょうか。
理由が分からないから逆に厄介
警備員としては個人的な理由で離れた事と、緊急事案が発生してやむなく離れた場合とまったく理由は違います。
しかし、受付場に警備員が居ない状況を他人が見ただけでは、なぜ警備員がいないのか全く分かりません。
助けを求める従業員の為に受付場を離れても、他人が見ると
「警備員が受付場を離れてサボっている」
と見られてしまう可能性があるのです。
また逆のパターンもあります。
トイレに行ったのに、従業員に呼ばれたから離れた・・と噓をつく事です。
今回はトイレを例に出しましたが、この状況の使い分け次第では、ズルをする警備員が居てもおかしくないのです。
居なかった理由を他の人は知らないので、戻った時に何とでも言えますよね。
こういったズルを防ぐためにも、受付の場を離れる時は何かしらのメモや看板を残していくのも手です。
離れる理由を表示するか仲間に告げるか
自分が正当な理由で受付場を離れているのに、変な疑いを掛けられぬ様メモを残していくの良い手ですね。
「〇〇で緊急対応中です、御用の方は〇〇までご連絡ください」
など、居場所を明確にし必要であれば連絡先まで明記する。
そうすれば離れた理由もはっきりわかり、受付場へ来た方も安心します。
もしくは仲間の警備員へ無線で連絡し、受付場を離れるから代わりに頼む旨を伝えるのも良いでしょう。
前の現場では、緊急時に受付場を離れる際に、休憩中の隊員さんにお願いし、現場へ走っていました。
または、休憩中の隊員さんに現場へ行ってもらう事もしました。
この様に、自分が今何をしてるのか、という事をはっきりと伝える事で疑われる事もありません。
真面目に仕事をしているのに、サボっているなんて疑われるのは辛いですからね。