警備員の業務中の失敗は隠していてもクライアントは意外と見て見ぬふりをしている場合もある

施設警備員の仕事でたまにやらかす人もいるでしょう。その時にクライアントに報告するかどうか悩んだ挙句、このまま報告せずにやり過ごそうと思っている人もいますが、実はクライアントは既に知っているが「知らん顔」をしている事もあったりするのです。知っているのに何も言わないのは非常に怖いですよね。

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警備員の失敗を隠すな

今までいろいろな現場で、警備員さんのやらかしを見てきました。

通常はそのやらかしを正直にクライアントへ報告するのですが、中には

 

「言わなきゃバレないから黙っておこう」

 

という考えの人もいます。

いや、そんな事黙っていても、後で知れて大問題になるくらいなら、早めに報告した方が何倍もマシ、というのが本音です。

 

たとえクライアントがその時は知らなくても、何かのきっかけで知る事になった時

「警備さん、なぜ知っていたのならその時に言ってくれなかったのですか?」

なんて言われた目も当てられません。

 

警備員の仕事は異常があっても無くても報告するのが仕事です。

その仕事を、警備員一人の判断で報告するかしないかを決めてはいけません。

 

借りに警備員がやらかしてしまって、恥ずかしいと思うかもしれませんが、それでも早めに報告した方が被害も小さくて済むものです。

 

しかし、そんな知られていないであろうやらかしと思っていたが、実はクライアントは初めから知っていた、なんて事もあったりするのです。

クライアントは警備の出方を見ている?

警備員のやらかしであろうと、それ以外の出来事であろうと、警備員は自分たちしか知らないであろう、と思っていた事が実は初めからクライアントも知っていた、なんて事もあるのです。

そんな陰謀めいた様な事ではなく、警備員が勝手に「自分たちしか知らないだろう」と思い込んでいただけの事なのです。

 

以前の現場でもそれに似た様な事があったのですが、その時は私が「クライアントには必ず報告して」と言ったので隠す事無く報告した所、実はクライアントも知っていた、という事が後で分かりました。

あの時ほど隠さずに報告しておいてよかった、と思った事はありませんでした。

まあ、初めから隠すつもりは無かったですがね。

 

その時のクライアントの思惑は知りませんが、もしかしたら警備員がちゃんと報告してくるか様子を見ているのではと思ったりもしました。

 

あの場面でもし警備員が報告しなかったらどうなっていたか分かりませんが、少なくとも警備員はどんな事でもちゃんと報告するべきですし、クライアントはもしかしたら知っているかもしれない、と思っておいた方が隠そうと思わなくて良いかもしれませんね。

責任は早めに上へ投げてしまうべし

これらの警備員の報告するべき事を話しましたが、そもそもなぜ警備員が報告をしない、という選択をする人がいるのかその気が知れません。

仮に自分のやらかしたミスであった事を、隠したいという気持ちも分からないでは無いですが、報告をする事で肩の荷が下りるという考え方をした方が良いと思います。

 

警備員は事件性を含んだ出来事も仕事で扱います

それらの問題を警備員が抱え込むよりも、早めに警備隊の上司やクライアントなどに報告して自分の責任を上へ投げてしまえば良いのに、と思うのです。

 

そう、報告する事で責任は自分の手から離れるのです。

若しくは責任を相手に半分わける、という事なのです。

 

隠してしまうと、その責任は全て自分が背負う事になりますが報告する事で「自分の負担が減る」という理解をすれば報告する事に抵抗は無くなるのではないでしょうか。

警備員の仕事はその瞬間、一人でその出来事に遭遇する場合が多いです。

その時に、何となく自分一人に責任がある様に感じますが、報告してしまえばその人もその判断をゆだねる事が出来るのです。

 

恥ずかしいだとか、自分一人の責任などと思わずに、ちゃんと報告できるようにして欲しいですね。

 

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