今どきの若い人は交通誘導警備業務の仕事をやろうとは思わず施設警備業務の方を選択するのか

今の若い世代の人は警備業という仕事に興味を持っていないのか。そんな事を思うほど若い世代の参入がありません。更に交通誘導警備員の人を外で見かけても、高齢の人ばかりで若い人はほとんど見かけません。若い人は交通よりも施設の方を選んでいるのかもしれませんね。まあ、それ以前に地域性というものもあるのかもしれませんが。

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若い人は警備の仕事を選ばない

外で交通誘導警備業務をしている人の殆どが、高齢の警備員さんな気がします。

たまたま自分が見かけた地域の交通誘導警備員さんが、年配の人ばかりだったのかもしれませんが、10人見かけても一人も居ないぐらい高齢の人しか見かけません。

 

警備業界全体が「安い賃金」というイメージになってしまい、ひと昔なら稼げるという事で年齢問わず警備の仕事に参入していたであろうのが、今や若い人は敬遠する仕事になってしまった印象です。

どうにも他の仕事に馴染めず仕方なく警備員になる、というのが現状なのではないでしょうか。

 

そんな警備の仕事の中でも、夏は暑く冬は寒く仕事中はずっと立ちっ放し、なんていう劣悪な環境下の仕事でもある交通誘導警備の仕事はとても若い人にとってやりたいとは思わない仕事なのでしょう。

交通警備よりも施設警備を選んでいる?

それならば、施設警備の仕事なら若い人も来るのでは?と思うかもしれません。

しかし、同じ警備業として賃金が安いのには変わりないので、それほど若い人が多い、とも限らないのです。

 

いや、下手をすると交通誘導警備よりも施設警備業務の方が賃金が安い可能性もあり得ます。

交通誘導警備業務は、特に人手不足な為に施設警備業務よりも賃金が若干高めだったりします。

 

日勤で比較しても施設警備よりも少し高い求人が多い印象です。

施設よりも環境が悪いのに、同じ賃金にしたらみんな施設警備の方へ行ってしまいますからね。

 

また個人的な印象ですが、施設の様に年単位のに競合入札で安くしないと長期間仕事が無くなる、という契約ではなく短い期間での契約の為に競合と安めの入札で争う必要が無く、取られてもすぐに物件はいくらでもある・・と高めな契約な為に給料も高めにできる、なんて勝手な想像をしています。

しかし、高めの賃金にしていても若い人は集まらないという状況です。

 

だからと言って施設警備業務に若い警備員さんが大勢いるか、といっても実はそうではありません。

施設警備でも若い警備員さんは少なく、会社や現場にもよりますが20歳代の警備員さんはここ数年一緒に働いた事がありません。

 

周りを見ても、40歳よりも上の警備員さんしかいない状況です。

警備業のライバルの仕事があるかどうか

警備業界に若い人材が入って来ない、というのは地域や警備会社または現場の方針によって大きく異なっていると思います。

過疎化が進んでいる地域では、若い人材が都心へ流れてしまい警備業界へも高齢の人しか入って来なかったり、警備業以外にも高給で求人を出している企業が多くなれば、若い人はみなそっちへ行ってしまいます

 

また、現場の仕事が「年齢の若い警備員さん限定」とクライアントに言われていると、年齢の高い警備員さんを配属させる事が出来ません。

この年齢を条件とした配置は、他の現場でこの話を聞いた事がありますが「高齢の警備員さん限定」という条件は聞いた事がありません。

 

警備業としては、他の企業が高給で求人を出している地域で働くのは大変だと思います。

いくら求人を出しても、方や月収20万円前後。警備以外の企業は月収30万円前後・・

 

と出ていたら、若い人はもちろん転職しようと思っている人たちもみなそちらへ行ってしまいます。

産業が盛んな地域では警備業のライバルも多く、ただでさえ安い賃金で劣悪な環境な仕事には誰も行こうとは思わないのです。

 

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