施設警備員は建物の設備に関した対応が多少なりともあるがある程度の知識は本当に必要なのか

施設警備員をした事のある方なら経験のある事かもしれませんが、その施設内の設備に関する対応をする事がある、という事です。警備員なのに設備に関した操作もあるのか、と思うかもしれませんが、施設警備員は一応施設内の設備にもよりますが、操作を求められる事もあるのです。

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施設警備員が関与する設備

施設警備員は建物を管理しています。

管理と言っても設備の管理は設備担当の方がいるので、施設警備員が設備などの管理まではしていません。

 

もし設備までの管理をするとなると、警備員も設備の知識や資格などが必要になってしまいますからね。

しかし、多くの現場では建物を24時間管理する時、設備担当の人は夜中まで詰めていない場合が多いです。

 

24時間建物で業務をしているのは、施設警備員だけとなります。

そうなると、設備担当の人が居ない時間帯は、建物に残っている警備員が対応する事になるのです。

 

施設が大きくなればなるほど、設備の種類や規模が大きくなり、警備員だけで全てを管理する事は不可能です。

万が一夜中に設備に関する不具合が出た時は、設備担当の人へ連絡をし、現場へ来てもらうか電話で対応の指示を受けたりします。

 

数ある設備の中から、夜中の時間でも警備員が対応できるものと云えば、監視盤や防犯カメラ、ローカルシステムなどが挙げられます。

これらは、日中でも警備員が担当している事が多く、現場勤務の警備員さんの多くが操作を熟知している事でしょう。

 

それでも技術的な不具合の場合は、警備員でも直す事は出来ず、専門の業者の人を呼ぶしかないのですがね。

警備員が全く関与しない現場もある

夜中の時間帯は、警備員しかいない場合は、設備に関する対応をする事もありますが、現場によっては全く警備員が関与しない所もありました。

その施設では、警備員が24時間勤務している様に設備担当の人も24時間施設内にいました。

 

彼らも交代で当直勤務を行い、施設内の全ての設備は彼らが対応していたのです。

この現場では、警備員が設備に関する対応を全くしなくて良かったので、非常に楽でした。

 

大型商業施設勤務の時は、警備員もある程度設備に関した対応を求められていたので、やるべき事が色々とありましたが、その現場では一切やる事が無かったので、純粋な警備員の業務をするだけで済んだのです。

しかし、そういった現場の勤務にも問題があるのです。

 

この現場でしか警備員の経験を積んでいないと、他所の現場へ行った時に設備に関する知識と経験が全くない警備員になってしまうのです。

エスカレーターやエレベーターはもちろんの事、防犯カメラや、ポンプ室、排煙機などあらゆる設備に関する知識を学べません。

 

警備員として覚えるべく全ての業務の中に、特定の設備に関する知識も必要な事はあるので、全く操作しないというのもまた問題なのです。

監視盤の操作は出来る様にしたい

施設警備員として最低限身に付けておくべき設備の対応として「自動火災報知設備」の操作があります。

数ある設備の中の一つでもあるこの監視盤は、警備員として配属している施設の多くの現場に設置されていると思います。

 

そして、施設警備業務検定の実技の項目の中の一つにもこの操作があり、資格を取得する時に、この監視盤の操作が滞りなく出来る必要があります。

現場によっては設備室に監視盤があり、対応も設備担当の人がする事になっているかもしれませんが、施設警備員もこの操作は覚えておくべきです。

 

いつ災害が発生してこの操作をする時が来るかも分かりません。その時に設備担当の人が居ない場合もあり得ます。

その時に、警備員が操作出来ないと館内に取り残された人が、逃げられないかもしれません。

 

自分の勤務する施設で、警備員として人の役に立つ対応が出来る様にする為にも監視盤の操作は覚えておくべきだと思いますね。

 

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