施設警備員の方の中で、出入管理の受付場でペンの置いていない所はありますか。ペンが無くてどうするのか、というと警備員もお客様もマイボールペンを使え、という事です。感染症対策の一環として、不特定多数の人が同じものを使わない様にするという事でが、そこまで徹底している現場はあるのでしょうか。
クライアントの経費で文具類は用意される
出入管理の受付場にあるものは、ほとんどがクライアント側が手配したものばかりです。
台帳からその用紙、記入するためのペンに至るまでほとんどが「これを使用してくださいね」とクライアントから渡されたものを警備員が受付として対応しています。
まあ、中には用紙やボールペンなど警備会社が経費として用意しているのですが・・。
なんてところもあるでしょうが、契約書を見ると警備会社が用意する、なんて書いてあるのかもしれないので、別におかしい事ではありません。
受付けで用意された台帳に来訪者はそこに置いてあるボールペンを手に取り、記入していきます。
この、初めから置いてあるボールペンですが、今まで営業の人などは自分の胸ポケットに入っているペンを使用して書く人も居ました。
しかし、そういったパターンは極まれで、ほとんどの人はそこに置いてあるボールペンを何の疑問も持たずに手に取って記入していました。
そう、数年前の出来事が発生するまでは。
コロナ禍で変わった事
数年前に感染症が爆発的に広まってからというもの、受付場で変わった事と云えば、今まで置いてなかった現場でもアルコール消毒液が設置され、お客様との間にはアクリル板が用意されました。
私が勤務してきた現場でも、もともとアルコール消毒液など置いていなかったのに、置くようにもなりましたし、アクリル板も設置されました。
しかし
「受付場のボールペンまでは今まで通り」
だったのです。
人から人へ感染しないような対策がなされてきた中で、なぜ直接触るボールペンには目が行かなかったのだろうと思いましたが、今でもウチの現場ではボールペンは置いてあります。
ですが、このボールペンを無くすと問題になるでしょうね。
受付けに見えた方が記入しようとして目の前に何も書く物が無かったら記入できません。
誰もが常にボールペンなどの記入する物なんて所持していないでしょうし、そこにまさかペンが置いて無いなんて思ってもいないでしょう。
勝手な推測ですが、マスクをしアルコール消毒も徹底して励行するのに、誰が触ったかもわからない様な物を素手で触るのは、頭隠して尻隠さずなのではないでしょうか。
来客者の中にもマイボールペンを使う
昔から来客者が自分のペンを使用するのは見てきました。
感染症問題が広がる前から、そういった光景を見てきましたがその度に
「他人が触ったモノを使うのが嫌な人なのかな」
と感じていましたが、今では来客者の中でも結構な割合で自分のペンを使用する人も見えます。
受付簿によっては、警備員が記入する個所もあったりするのですが、今ではその警備員でさえ自分のペンを使用する者まで出てきています。
警備員でさえ他人が使った物を触るのを嫌がる者が居るくらいなので、来客者でも同じ事を考えるのは当然です。
毎日ペンを消毒する
という事をしている現場ももしかしたらあるのかもしれません。
ウチはボールペンに対してそういった事を何もしていないので、消毒作業はした方が良いのかな、と反省せねばという思いです。
あ、もしかしたら来客者は「当然そういった事をしている」と思っているのかもしれませんね。
マスクやアルコール消毒対策をしている現場で、ボールペンなども同じくらい気を使っている警備会社やその現場は素晴らしいと思います。